ガーシー容疑者を国際手配　元刑事が今後を解説「UAEの警察当局に判断を委ねることに」

日本テレビ社屋
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　元埼玉県警捜査一課刑事の佐々木成三氏が14日、日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」（月～金曜後1・55）にコメンテーターとして生出演し、芸能人らに対する暴力行為法違反（常習的脅迫）などの疑いで逮捕状が出ている元参院議員のガーシー（本名・東谷義和）容疑者（51）が国際指名手配されたとの速報について解説した。

　番組が捜査関係者への取材として伝えたもので、身柄の拘束や引き渡しを求めるものではなく、容疑者の所在地や情報の収集を求めるものだという。ガーシー容疑者は中東のUAE（アラブ首長国連邦）に滞在しているとみられ、旅券の返納命令が出ていたが、12日のインスタライブでは紛失したことを告白。13日には失効の手続きをしたと話している。

　失効手続きから国際手配の迅速さについて、佐々木氏は「失効を待って国際手配の準備はしていたと思う」と推測した。ガーシー容疑者が「ビザは10年です」と話していることから、UAEに長期滞在が可能なゴールデンビザを取得しているとも考えられる。佐々木氏は「一部情報では、容疑者は別のビザを持っていることもあるので、国際警察機構を通してUAEに捜査協力はしますけど、その義務はないということ。UAEの方の警察当局に判断を委ねることになります」と、今後を見通した。

　日本とUAEとの間には、犯罪人の引き渡し条約が結ばれておらず、佐々木氏は「収容するとなると、日本の法律で収容するのではなく、UAEでの違法となるような行為で収容する形になる。UAEの中の司法当局、警察当局の判断となると思う」と解説した。