勝地涼　「前髪クネ男」大ブレークはあの俳優による特訓の成果？　「なんならキスまでされて…」

俳優の勝地涼
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　俳優の勝地涼（36）が14日、NHK「あさイチ」（月～金曜前8・15）に生出演。大ブレークした役柄の背景を明かした。そこには、当初2枚目路線を走っていた勝地に3枚目を推した実力派俳優の“特訓”があった。

　15年来の仲という俳優の古田新太（57）がVTR出演。舞台での共演経験をきっかけに親交を深めた。古田は過去を振り返り「きっと面白いこともできるから、お前は2枚目のつもりかもしれないが、3の線もできた方が武器になる。2の線ばかり狙ってんじゃねえぞっていう話をしてました。ギャグとかネタっぽいせりふを散々練習させました」と説明。

　その後、勝地はNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で演じた「前髪クネ男」で大ブレーク。古田の「特訓」が生きた。「たった1話しか出てないんですけどものすごく有名になりましたよね。しばらくぶりに会ったら、“新太さん、そろそろ前髪クネ男の貯金がなくなったんで、新たなキャラクターを考えてくれませんか”って言ってました」と暴露した。

　それからというものの、舞台で共演するたびムチャブリし「一生懸命やるんですよ、なんでも。言われたことをなんとかやろうとする。セリフを言い切るまで空中にいろっていったら、できっこないのに練習するんですよ。俺はそういうつもりでやれって言ってるんだけど…なかなかね、わかんない。勘が悪い。まあ、そういうとこもかわいらしいですけど」と目を細めた。

　20歳から「劇団☆新感線」の舞台に出演している勝地は、新感線について「すごくいいお兄ちゃん、お姉ちゃんみたいな感じで。厳しいんですけどね。飲みに行っても、ダメ出しされて説教されて泣かされて。で、帰りのタクシーに乗って、（古田に）お前はよく頑張ってるよって抱きしめてくれて、なんならキスとかされる。そしたらまたこのセリフやってみなって、タクシーの中で大声で言って、うーん違うなあとか言われて」と苦笑。

　「やりすぎだなって思ったのは、舞台が全部終わった後に飲みに行って。西麻布の交差点で“あのセリフお前やってみろ！”って言われて、酔っぱらってたのもあってやったんです。そうしたら“お前、それだよ…”って言われて、いやもう終わったわ！やるとこないわ！って」と思わずツッコんでしまったという。それでも今となっては唯一無二の「3・5枚目俳優」路線に導いてくれた古田に「感謝しています。大好きです」とメッセージを送った。