長嶋一茂 空手世界大会で快挙!長女も称賛「初めてカッコイイと感じることができた」

[ 2023年2月11日 22:18 ]

長嶋一茂
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 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(57)が11日、TBS「炎の体育会TV」(土曜後6・51)に出演。昨年11月に東京体育館で行われた極真空手の「国際親善空手道選手権大会」に出場した模様が放送された。

 長嶋はプロ野球を引退した翌年の97年に極真に入門。19年の「国際壮年空手道選手権大会」では50歳以上+80kg級に出場し3位に。21年7月の「東日本空手道選手権大会」では同級で優勝した。しかし、昨年4月の「極真空手全国大会」では同級に出場も準々決勝敗退。その試合後は「正直空手をもう辞めようかなと思ってて」とも語っていた。

 だが今回、双子の娘をもつ長嶋は長女から「今度パパが負けたら親子の縁切るって言い出して…相当悔しかったらしい俺が負けたの」と厳しいダメ出しをされたことを告白。「前回の大会が不甲斐なさすぎたのでまたチャレンジしなきゃなと」再び空手の大会に参加することを決意した。

 長嶋が出場を決めたのは11月の「国際親善空手道選手権大会」で、今度も50歳以上+80kg級にエントリー。番組ではコロナ禍の影響により海外選手は不参加となったが、“世界一”を決める空手会最高峰の舞台と紹介された。

 長嶋は前回、K―1史上初の3階級王者に輝いた武尊から“秘策”としてカウンターのヒザ蹴りや武尊が得意とするダブルのローキックを伝授されたが、今回も大会直前に武尊の元へ。今度は間合いを詰められた際、攻撃を受けてしまう傾向があるという長嶋の“弱点”を克服すべくカウンターの前蹴りを伝授。前蹴りフェイントからの膝蹴りというコンビネーションも教わった。

 さらに武尊は「試合でも後半キツくなる時がある。そこで心が折れないために僕のペースで108回蹴る。メンタルトレーニングも兼ねているので」と長嶋と一緒に“地獄の108連打”をすることを提案。長嶋は「うれしい、煩悩の数。ボールの縫い目の数。すいません余計なこと言って、プロ野球選手だったもので…」と笑いを挟みつつも、真剣にトレーニングをこなし武尊のスピードについていくことに成功。これには武尊も「スゴイですね、スタミナが最後までパワーが落ちないので」と驚きの声を上げた。

 そして迎えた大会本番は1回戦、準々決勝と続けて判定勝ち。準決勝では長嶋が敗れた大会で同級を制した極真空手全国大会覇者の北村伸宏(51)と激突。試合は強敵相手に健闘し、延長戦でも決着つかず。再延長戦までもつれると、長嶋の渾身の左前蹴りがさく裂。相手の顔面を確実に捉え「技あり」を獲得。この一撃が響き最後は判定3―0で制し、優勝に王手をかけた。

 無事に決勝まで駒を進めた長嶋だったが、ここまでの戦いで多くのダメージを受け体はボロボロ。満身創痍の状態で大一番へ臨むも、スピードが持ち味の尾形忠由(51)に翻弄され0―3の判定負け。目標の優勝には届かなかったが準優勝の銀メダルを獲得した。

 放送は大会のVTRが終わりスタジオに切り替わるとスタジオメンバーから長嶋へ称賛の拍手。この試合を見た長女からメッセージとして「初めてカッコイイと感じることができてよかった。空手をやっている時の方が断然好き。なぜなら、やっていない時はとことん生活がダラダラで身体に脂肪もついて憎たらしい。また、真剣な顔は家でもテレビでもほとんど見たことないけど、空手をやってる時は見ることができるから。優勝するまで絶対、空手辞めないでね」と読み上げられると、長嶋は感極まったような表情を浮かべた。

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2023年2月11日のニュース