橋下徹氏 マスクの着用は「個人の判断に委ねる」政府の指針に「政治のメッセージとしては最悪」

[ 2023年2月11日 21:25 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が11日、ABEMA「NewsBAR橋下」(土曜後9・00)に生出演し、マスク着用について新たな指針を示した政府に対して私見を述べた。

 政府は10日、新型コロナウイルス対策のマスク着用を、個人の判断に委ねる新たな指針をまとめた。医療機関や混雑した電車といった着用が推奨される場面を示す一方で、学校では着用を求めないことを基本とした。4月1日からとした学校を除き、3月13日から適用される。

 橋下氏はこの「個人の判断に委ねる」ということについて「政治のメッセージとしては最悪」とバッサリ。その理由として「責任の所在をね、ハッキリさせるのが政治の役割。欧米なんかは義務を課すか、義務をなくすか。義務を課す場合にはある意味罰則付きぐらいまでは強制で義務を課すでしょ。で、義務がなくなったら“義務なしね”ってことをハッキリ言えばいいのに、“個人の判断に委ねる”って、これはどうなの?」と指摘した。

 また、個人の判断となることで「場によって揉めるでしょうね」とし「“お前(マスク)つけろ”って言うやつが出てくるかもわからない。外してて文句言われた時に誰の責任なのか。だから、メッセージを出すときには“政府の責任で、個人のつけるもつけないも自由にしますよ”と。政府の責任。だから、つけててもつけなくても、それは政府の責任ですよということで、揉め事は全部政府が引き受けるような僕はメッセージを出さないといけないのかなと思う」と語った。

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2023年2月11日のニュース