渡辺正行 主宰お笑いライブ“勇退”決意も…熱いラブコールを送った人気芸人「リーダーがいないと」

[ 2023年2月9日 17:55 ]

渡辺正行
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 お笑いトリオ「コント赤信号」の渡辺正行(67)が、7日放送のBS-TBS「X年後の関係者たち あのムーブメントの舞台裏」(火曜後11・00)に出演し、自身が主宰するお笑いライブ「ラ・ママ新人コント大会」の将来について語った。

 1986年にお笑いの新星発掘を目指して、東京・渋谷にあるライブハウス「ラ・ママ」でスタート。ウッチャンナンチャンやダチョウ倶楽部、爆笑問題、バナナマンら多くの人気グループを輩出してきた。

 37年にわたり続けてきた同ライブは、月1回の開催。今年迎える400回の節目に、渡辺は勇退を考えていたという。「400回をメドに、区切りでどうしようかなと。俺ももう年だからさ。このままどこまでやっていいか、区切りが分からないじゃん?400回だと区切りがいいなと今、考えてたの」と明かした。

 そんな中、イベント存続を訴えたのが、「スピードワゴン」小沢一敬だったという。「小沢君が“ラ・ママを自分もやっていきたい。若手を見ていきたい。僕も一緒にやらせてもらえませんか?”と手を上げてくれて。いいじゃんということで、小沢君に禅譲していこうかな」。イベントを小沢に任せ、自身は身を引く意向を口にした。

 しかし、渡辺の姿勢に異議を唱えたのも、小沢だった。「2人でMCとか、ネタ見せを勉強させてもらっているんですけど、リーダー(渡辺)とやればやるほど、リーダーはやめてはいけないって、毎回感じるのよ」。渡辺の必要性をスタジオで直接、熱弁した。若手への的確なアドバイスなど、小沢ではマネのできない部分があるといい、「リーダーがいないとラ・ママじゃなくなるから、リーダーは400回と言わず、500回、1000回とやってもらうつもりですよ」とも話した。

 さらに「ダチョウ倶楽部」肥後克広からもラブコールが。「俺が(MCを)やると、普通のお笑いライブになる。ラ・ママは渡辺正行がいるからラ・ママになる。ラ・ママって渡辺正行の人生だから、それを最後までやってほしい」。2人の熱い思いに、渡辺は「自分にとってライフワーク的に考えていくものなのかな。これだけ長く続けてきているんで」と翻意した。

 小沢から「じゃあもう400回を機に、とか言わない?」と確認されると、渡辺は「うん」と一言。母と子のようなやりとりで、スタジオにはほっこりムードが流れた。

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2023年2月9日のニュース