Snow Manの恩返し“タッキー見に来て!” 「滝沢歌舞伎」集大成へ…深澤辰哉「駆け抜けたい」

[ 2023年2月9日 04:00 ]

<「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」発表会見>ポーズを決める(前列左から)宮舘涼太、ラウール、岩本照、目黒蓮、深澤辰哉(後列左から)佐久間大介、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平(撮影・久冨木 修)
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 Snow Manが8日、都内で主演を務める舞台「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」の製作発表に出席した。会見後、リーダーの岩本照(29)と深澤辰哉(30)がスポニチ本紙などの取材に応じ、集大成を迎える作品や、昨年ジャニーズ事務所を退社した滝沢秀明前副社長への思いを語った。東京・新橋演舞場で4月8~30日に上演。

 作品は2006年に滝沢氏主演の「滝沢演舞城」として誕生。10年から「滝沢歌舞伎」となった。Snow Manは6人体制の時代から脇役で何度も出演。19年には、滝沢氏演出の「滝沢歌舞伎ZERO」がラウール(19)目黒蓮(25)向井康二(28)が加入した9人体制の本格始動の場となった。同年からは主演を務めており、思い入れの強い作品だ。

 昨年10月の滝沢氏退社後、“滝沢”を冠するだけに上演の是非が検討されたが、深澤は「皆で話し合い、どうしても9人で区切りをつけたいとお願いした」と回顧。ファイナルという形で上演が決まった。

 昨年の初日前には滝沢氏が、今作をアジアなどで上演する構想を取材陣に明かしていた。ただ滝沢氏の退社により実現は困難で、岩本は「正直悔しい」と心境。「別の形でも日本のエンタメを海外に届ける機会があれば」とした。

 今作ではグループが初の演出も担当。大規模な舞台装置を使った演出が特徴の一つ。構想段階だが、深澤は「できることは全部詰め込みたい」。岩本は「滝沢さんがやられていた曲をやることでファイナルにつながるのではないか」と語った。

 岩本は滝沢氏に「かなうかは分からないが、見に来てほしい」とメッセージ。「成長した大人になった姿を見せることが恩返しにつながる」と語った。

 公私にわたり特に交流の深かった深澤は「滝沢さんが座長をやられていた作品に僕たちが座長として携われたことがうれしい。体力的にも精神的にも大変な作品ですが、思いっきり駆け抜けたい」と意気込んだ。 (糸賀 日向子)

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