古参ユーチューバー3人「収益激減問題」に直面…今後どうする?ヒカルが決意「いったん落ちてもいい」

[ 2023年2月9日 16:25 ]

ヒカル
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 登録者数485万人の人気ユーチューバー・ヒカルが、チャンネル登録者数180万人ユーチューバー・ラファエルの動画にゲスト出演。122万人のユーチューバー・シバターとともに、昨今話題となっているユーチューバーの「収益激減問題」に言及した。

 3人は、YouTubeが流行する前の2010年代から動画配信を始め、一時代を築いてきた。だが、ラファエルは「広告収入が1/10に落ちた」と告白。ユーチューバーが増えたことによって視聴者が分散されたほか、広告単価の落ち込みも収益激減の一因だと、ユーチューバーの間で話題となっていた。

 この件について「第一世代・第二世代」と言われる3人がトークを展開。「YouTubeはもう稼げないから、今後参入しても意味がない」という世間の声を受け、「今後ユーチューブをやっていこうと思っている人間はユーチューブをやるべきなのか、やらん方がいいのか」というテーマを取り上げた。

 ラファエルは「昔とは違うぞということで」と切り出し「今から新規でやるには遅いですよね」と分析。シバターも「お金を稼ごうと思ってやるものではないね」といい、ヒカルも「ブルーオーシャン感なくなりましたね」と同調。「広告収入だけでやっていく時代は終わったよね」と結論付けた。

 だが、ヒカルは「広告の単価は上がってますよ、逆に」と告白。「昔は0.5くらいだったのに、今はもっと高いです」と明かした。ラファエルは「え、じゃあ再生回数だけで落ちてるってこと?」と驚き「再生数がシンプルにキツイからなあ…」とため息をついた。

 YouTubeに代わる発信手段として「TikTokはやってるんですか?」という質問が上がると、シバターは「俺、TikTokはやろうかなと思った時期もあるしアカウントも作ったんだけど、やめた」と告白。「30歳を過ぎたおっさんがさ、TikTokって踊って金稼ぐなんて滑稽じゃん。そこで俺、別にそこでがんばんなくていいよなって。天下取りたいわけじゃないし。次代とりたいならやった方がいいけど、我々おじさんじゃないですか」と打ち明けた。

 「今、新規でやり始める子が“TikTokかユーチューブか悩んでる”って言ったら、何て言いますか?」という質問にが「絶対TikTokでしょ」と満場一致。ヒカルは「早いですよね、そっちの方が。難易度が明らかに低い」といい「トップの人で月1000万円くらいになるって聞きましたよ、俺は。ほんまかどうかわからないですけど」と明かした。

 さまざまな発信手段が生まれた中、YouTubeについては「ユーチューバーのギャランティーも一時沸騰したけど、今だいぶ落ち着いてますもんね。何やっても、いける時代あったもんね」と振り返る3人。「今、SNSで稼ぐって難しいんですかね?」というラファエルに対し、ヒカルは「俺は単純に、昔みたいにやろうと思ってて。昔は俺がやりたいと思ったものをやってたけど、ここ最近は編集者に合わせるというか…家族がいるからこんなに出し過ぎてもって考えてたんですよ」と吐露。「肩の力を抜いて、単純にユーチューブ楽しもうというのが今年のテーマになりましたね。今では作業になってて、これを出したらダメだろうとか、このクオリティーじゃだめだとか、そんなことを考え出してやってたんですよ。昔はそんな感がなかった。俺が面白いと思うことを出したらOKだろって思ってたんですよ」と、今後は初心に帰るとし「それでいったん、再生回数が落ちてもいいと思ってる。楽しんだ先に成功がある」と前向きに語った。

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2023年2月9日のニュース