渡辺正行 お笑いライブで素人おじいさんを合格させたワケ カズレーザーがツッコミ「人情はいらない」

[ 2023年2月9日 15:35 ]

渡辺正行
Photo By スポニチ

 お笑いトリオ「コント赤信号」の渡辺正行(67)が、7日放送のBS-TBS「X年後の関係者たち あのムーブメントの舞台裏」(火曜後11・00)に出演し、自身が主宰するお笑いライブ「ラ・ママ新人コント大会」の印象的な出場者について語った。

 1986年にお笑いの新星発掘を目指して、東京・渋谷にあるライブハウス「ラ・ママ」でスタート。ウッチャンナンチャンやダチョウ倶楽部、爆笑問題、バナナマンら、多くの人気グループを輩出してきた。渡辺によると、出場組は実力上位から一本ネタ、準一本ネタ、コーラスラインの3カテゴリーに分かれるという。「一本ネタというのは力のあるきちんとしたグループが出る。準一本ネタは、それに準ずるくらいの力を持った人たちが出る。コーラスラインというのは、それ以下のひどい連中が出てくる」。身もふたもない説明に、「スピードワゴン」小沢一敬は「ライブのオープニングで言っていることを(その)まんま言ってる」とツッコミを入れた。

 最下位カテゴリーのコーラスラインは、おもしろくないと判断した観客の挙手が一定数に達した段階で、ネタを強制終了させられるシステム。スピードワゴンや爆笑問題も、ここからはい上がった。中には、お笑いユニットではない“珍客も”。ダチョウ倶楽部の肥後克広は「普通にママさんコーラスのグループが出てきて、ただ歌うだけの時もありましたもんね」と振り返ると、MCの「メイプル超合金」カズレーザーは「コーラスラインってそういうことじゃないでしょ?」と苦笑いした。

 さらに小沢は「ネタ見せに知らないおじいちゃんとか来てましたよ。(渡辺が)受からせてたよ」と暴露。すると渡辺は「説明すると、いろんな笑いがあるわけですよ。体で変なことをする、顔だけがおもしろいとか、年配のおじいちゃんが一生懸命ネタをやるとか」と、型にはまっていないおもしろさを求めての採用だったとした。しかし、「わざわざ名古屋から深夜バスで来るんだよ。出さないわけにいかないじゃん?おじいさんだよ?」と、本音をこぼした。

 カズレーザーからは「人情はいらないですよ」と指摘されつつ、「ネタ見せでどんなアドバイスするんですか?」と問われると、渡辺は「長生きしてねって」と答え、笑わせていた。

続きを表示

2023年2月9日のニュース