藤井王将　NHK杯自身初のベスト8　「どう指せばいいか分からなかった」も執念勝利

藤井王将
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　将棋の藤井聡太王将（20）＝竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠＝は15日に放送されたNHK杯3回戦で佐藤天彦九段（34）を下し、自身初のベスト8入りを決めた。

　後手の藤井は中盤にややリードしたが、終盤の入り口にかけて大乱戦となり、1手ごとに形勢が揺れる展開。「どう指せばいいか分からなかった」という終盤は佐藤に押されて苦しい場面も続いたが、最後は挟撃態勢を築いて勝利を飾った。

　現在、第72期ALSOK杯王将戦（スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催）7番勝負で羽生善治九段（52）と対戦中の藤井は今年度、銀河戦とJT杯と一般棋戦を連覇しており、3つ目の優勝にあと3勝と迫った。