中居正広“代役論”語る「それが僕のなかでのエンターテインメント」

[ 2023年1月15日 17:50 ]

中居正広
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 タレントの中居正広(50)が14日、ニッポン放送「中居正広 ON&ON AIR」(土曜後11・00)に出演。自身が考える“代役論”を語った。

 同番組のパーソナリティーとして出演するのは昨年11月5日の放送回以来70日ぶり。11月12日から今年1月7日放送までは「Kis―My―Ft2」の藤ヶ谷太輔(35)が“代打”を務め、藤ヶ谷は日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース」(火曜後9・00)でも中居の代役を複数回務めた。

 「仰天ニュース」の代役を任せた経緯については、藤ヶ谷がパーソナリティーを務める7日放送の同局「藤ヶ谷太輔 Peaceful Days」(土曜後10・30)にサプライズ出演した際にも話していたが、この日、改めて詳細に明かした。

 まずは代役について自身が口出ししていい話なのかスタッフに確認。了解を得てから「まずは鶴瓶さんの負担にならないような人」と同番組で長年コンビを組み、番組進行は中居に任せっぱなしであることを公言している笑福亭鶴瓶(71)のことを最初に考えたという。

 「お笑い芸人の人とか、僕と同じぐらいの人とか僕の前後する年齢の人に来てもらったら助かりますし、そういう人も自分の中でも候補としてあるなーとか。周りのスタッフも“こういう人はどうですか?”“ああいう人はどうですか?”って。でも、これって矛盾するようですけど。あのね。たとえば『仰天』。僕がお休みするって、代役の人に来てもらうっていうのは、僕のエンタメのなかなんですけど。中居くんが出てるよりこの代役の人のほうが見ごたえがあって面白いものだって思ってもらいたいんですよ。それは、僕が一人でそれを見ていたとしたら嫉妬したりだとか、やっかんだり…なんでアイツのが評判いいんだ?って。でもそれはゆくゆく番組に返ってくるので。番組というチームには返ってくるので。僕がなんとなくこの人だったらいいなっていう人よりも、見たことのない、この人が代役なんだー!えーっ!誰々さんが!っていうその期待、意外性。それが僕のなかでのエンターテインメントの一つなのかな、代役ひとつにしろ。で、鶴瓶さんがいつものように来てもらって、いつものように収録に挑んでもらってできるようなルーティンを崩さずできるんだったら『A―STUDIO+』も(鶴瓶と)やってる藤ヶ谷さん面白いんじゃないのかなって。でも、藤ヶ谷さんが何もできないようでしたら、もちろん番組にとってマイナスになってしまいますんで」

 オープニングではジョークもまじえて藤ヶ谷に対する感謝を“愛ある悪態”付きでトークしていた中居。だが、“代役論”を語る際には至って真面目な口調でエンタメについての考え方と藤ヶ谷に対する信頼感を口にした。

 「あそこに入って“仰天ニュース!”“中居さんの代役!”でよだれダラダラ出して、肩すんげー回っちゃって。“ここでオレ何とかやらなきゃいけない!”ぐらいなテンションで来られてしまうと、ベーさん(鶴瓶)も構えちゃうし、いつも来ているゲストの人も“ちょっと様子がおかしいな”って。お客さんも」と中居。「それはそれでまた悪くはないんでしょうけど。藤ヶ谷さんだったら大丈夫じゃないのかなって。番組にとっても鶴瓶さんにとっても代役の藤ヶ谷にとっても全員がwin―win―winであって、中居が出てなくても違和感なくこっちのが面白いんじゃないのかなって思える、そのいろんなバランスだよね。誰一人“ううん?”って思ってもらいたくないなって」と鶴瓶、藤ヶ谷、ゲスト、視聴者、スタッフ全員のことを考えての人選だったことを明かした。

 だが、もちろん、いつも真面目に語った後には急速にわき上がってくるお得意の照れ隠しがしっかり発動。「でも、僕、『仰天ニュース』見ましたけど、僕のがいいですよね?」と言って大きな声で笑い、「どうですか?やっぱ僕のがいいですね」とスタッフに投げかけ。「その苦情は日テレには来てんじゃないかなー」と全く思ってもないことをわざわざ口にして藤ヶ谷への感謝と愛情をにじませていた。

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