橋下徹氏 救済法案での野党共闘に“ブラボー”「維新と立憲が水と油だった原因は僕だったんです」

[ 2022年12月9日 21:01 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が9日、MBSテレビ「よんチャンTV」に出演。救済法案について語った。

 列島が熱狂したサッカーW杯にちなみ、橋下氏が“岸田ジャパン”をジャッジする企画で、テーマは岸田政権が提出した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の被害者救済法案。立憲民主党と日本維新の会は共闘して臨み、100点を目指して戦うとしたが、与党が示した「配慮義務規定」の条文に“十分に”を加えた法案修正に維新が理解を示した。足並みをそろえるように立憲も最終的に合意。10日の参院本会議で採決、成立となる。

 橋下氏は法案そのものには「世論迎合型」とレッドカードを出した。だが、岸田首相の公明党、野党の両方に配慮した立ち回り方は「ブラボー」と評価した。「うまく野党を取り込みましたよ。僕は野党は徹底的に戦ってほしかったね。野党も世論を気にして、法案に賛成しないと被害者救済に後ろ向きと思われるから賛成した」と指摘した。

 自身が創設した維新が、“水と油の関係”とも言われる立憲と共闘したことについて問われると、「立憲と維新が“水と油”だった原因は僕だったんです」と苦笑い。「僕がいなくなったから、きちんと話ができるようになった」と話した。

 選挙協力はしないのが前提の共闘で、「野党は、立憲と維新がタッグを組んだがゆえに与党に迫って行けたと思う。いきなり一つの党になってしまうと有権者から“また選挙のために”と言われるけど、今回は選挙のためじゃなく与党を追い込むために一緒に戦えるところは戦った。そこは野党もブラボー」と支持した。
  

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2022年12月9日のニュース