立川志らく “1軒の苦情で公園廃止”に「子供の声をうるさいと思うようなさもしい気持ちを…」

[ 2022年12月9日 11:35 ]

立川志らく
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 落語家の立川志らく(59)が9日、レギュラーコメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。長野市内の公園が「子供の声がうるさい」などの1軒の住民の苦情で来年3月に廃止が決まったことについて言及した。

 市公園緑地課によると、公園は04年に地元住民の要望で開設されたが、1人の住民から「子供の声がうるさい」と苦情が出た。市は遊具の位置を変更するなどしたが、住民の苦情は収まらず、昨年3月、公園に隣接する児童センターに、子供が静かに遊ぶ方法を考えるよう住民が求めた。児童センターはこれを受けて子供たちの公園利用を中止。草刈りなどの管理は、児童センターの職員や保護者が行っていたが、これもやめ、新たな管理の担い手は見つからなかった。地元区長会は今年1月に市に廃止を要望し、市はこの区長会からの廃止要望や、同遊園地は借地で借地料が発生していることなどの理由から廃止を決めたとしている。

 番組では、近隣住民への「悲しいなという思いでいっぱいです。決められた廃止をもう1回考え直していただいて、青木島の子供たちをすくすくと育てられるアイデアが出てくるといいと思う」、「子供たちが公園で自由にのびのび遊べるように荻原(市長には)最善の決断をしていただきたいと思う」というインタビューを放送。志らくは「たしかにそばにいたら“うるさい”ってのも分かるけれども、子供の声をうるさいと思うようなさもしい気持ちを持たない。それを平和の象徴だと思う、うるさいんだけど、それをうるさいって言わないのがちゃんと大人のはずなんですよ」と持論を展開し、「“志らくさんもそこに住んでごらんなさい”って言われりゃ、私は全然大丈夫だと思いますよ。また市もだらしないですね。じゃあ他もそういう苦情があったら、どんどん公園をつぶさなくちゃいけなくなる。そこはもっと毅然とした態度でね。子供たちの公園をつぶすっていうのは良くないことだな。市長がだらしないと思いますね」と自身の考えを話した。

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2022年12月9日のニュース