吉川晃司 55歳の昨年狭心症の手術「心臓3割動いてませんって言われて」「ラッキーだった」

[ 2022年12月9日 14:48 ]

歌手の吉川晃司
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 歌手の吉川晃司(57)が9日、NHK「あさイチ」(月~金曜前8・15)にゲストとして生出演。ケガや病気との闘いについて語った。

 お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉が「逆境人生ということで。この10年ほど凄くなんかお体の方とかで」とパネルにまとめたものを紹介。吉川は「そうですね。故障がね。だんだんね」と語った。

 49歳だった2015年にはバイクの練習で骨折。「骨折はもうよくしてますよ」と語り、理由については走行中に前輪を浮かせる「ウイリー。役柄でね」と平然と語った。大吉が「こういうのってスタントマンがやるやつじゃあ…」と語ると、吉川は「僕はこれもお芝居の一つだと思ってるんで。できる限りはね。迷惑がかからないが、かかっちゃった。うーん、ごめん」と謝罪。練習は映画「さらば あぶない刑事」のためのものだったとした。

 この際全治2カ月と診断されたが、リハビリを重ねながらライブツアーは決行。「手術の翌日がコンサートで。しようがないからやりましたよ」と当時のコンサートの模様を放送。片足立ちで歌を歌い、手術から1カ月とたたないうちに骨折した足で頭上につるしたシンバルを蹴り上げる“シンバルキック”も披露した。

 「骨折ツアーはこれで3回目だったんだよ。肋骨とかほかにも何回もあって。たまたま運悪く骨折しちゃってねえ。ツアー中に」と吉川。当時はNHKドラマ「精霊の守り人」撮影中で「前半は骨折ジグロだったんです」「骨折は休ませてくれなかったね」と平然と話した。

 それでも骨折中は「うちの(バンド)メンバー、(THE)YELLOW MONKEYのEMMA(菊地英昭)ちゃんなんかも“骨折した時の歌が今までで一番良かった”って言ってくれたりね、動けない分だけ歌に集中しようとか本能的にやるみたいで。それはそれでなるほどねみたいな」と振り返った。

 52歳だった2018年には喉の治療のため、歌を封印したことも。「ポリープに3年ぐらい結局悩まされましたかね。僕は切らないで治したい派で。結局切らなくて治ったんですよ。あまり不自然なことはしたくないですね」と語った。「この時に歌えないんじゃ、よし、と思ってお芝居させていただいたり」とこの期間は主に俳優業を行ったとし、「しかも一言もしゃべらない役ってのがあって。原作がそうだったんで。武士でね。全くほとんどしゃべらなかったです」と回顧した。

 そうして昨年、55歳の時には狭心症の手術を受けたとし、「でもすぐ終わりましたよ」と、これも平然と話した。「でもねこれ見つけるのが大変なんで。本当に皆さん気をつけてほしいのは、僕も4年ぐらいおかしかったんです。ギューッ、こう雑巾絞りみたいなのが時々くるわけですよ、たまに。で、何回か検査してもらっても分からなかった。悪い時に検査しないと出ないような、なんか難しいらしいんです」と説明。

 だが「コロナ下の時に何カ月か山ごもりしてたんですよ。自分の山にスタジオ作ってて、曲作りながら山の中走ったりしてたら急におかしくなっちゃって。ここでもし終わっちゃったらしばらく俺は誰にも見つけられないぞと思って。それでやっぱりちゃんと調べようって東京に帰って。“マジでちゃんと調べてくれますか?”って言って病院変えて、いろんな人に相談したら、もう即手術だった。“心臓3割動いてません”って言われて」と経緯を明かした。

 「これ、見つからなかったらもう歌手はできてないです。もう、ラッキーだった」と吉川。日頃から運動をしているが、「今、手術前の何年かよりも速く泳げるし、速く走れる。心臓が10割に戻って、7割しか使ってなかったらしいんで」と笑顔を見せた。

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