茂木健一郎氏 公園廃止きっかけの住民の声に「一ミリも理解できない」とバッサリ

[ 2022年12月9日 14:33 ]

茂木健一郎氏
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 脳科学者・茂木健一郎氏(60)が9日に自身のツイッターを更新。長野市内の公園が「子供の声がうるさい」などの1軒の住民の苦情で来年3月に廃止が決まったことに関連し、コメントした。

 市公園緑地課によると、公園は04年に地元住民の要望で開設されたが、1人の住民から「子供の声がうるさい」と苦情が出た。市は遊具の位置を変更するなどしたが、住民の苦情は収まらず、昨年3月、公園に隣接する児童センターに、子供が静かに遊ぶ方法を考えるよう住民が求めた。児童センターはこれを受けて子供たちの公園利用を中止。草刈りなどの管理は、児童センターの職員や保護者が行っていたが、これもやめ、新たな管理の担い手は見つからなかった。地元区長会は今年1月に市に廃止を要望し、市はこの区長会からの廃止要望や、同遊園地は借地で借地料が発生していることなどの理由から廃止を決めたとしている。

 茂木氏はこの騒動を取り上げ、「私たちの立場も知ってほしい」というその1軒の住民の声を紹介する記事を引用し、「一ミリも理解できない」とバッサリ。「子どもは、そこが公園でも、空き地でも、場所があったら遊ぶのが本来の姿で、そういう人間として当たり前のことを忘れている現代社会は根本的におかしい。もちろん、この人もおかしい」と切り捨てた。

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2022年12月9日のニュース