フォークデュオ「グレープ」 46年半ぶりの復活ライブ! さだまさし「ここまで来たのが夢のよう」 

[ 2022年11月3日 20:05 ]

復活ライブを行った「グレープ」のさだまさし(奥)と吉田政美(手前)
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 シンガー・ソングライターのさだまさし(70)が、吉田政美(70)とのフォークデュオ「グレープ」の復活ライブを3日、東京・神田共立講堂で開催した。

 「グレープ」として2人がステージに立つのは、約46年半ぶり。同所は1976年に解散ライブを行った場所で、結成記念日となるこの日に結成満50年を迎えた。集まった約800人のファンの中には、解散ライブに来ていた人もおり、2人とも感激。さだは「時間が経ってから一緒にステージに上がると思いませんでした。ここまで来たのが夢のよう。これからもチャレンジしていきたい」と力を込め、吉田も「あなた(さだ)と付き合っているおかげで、こんな素敵な機会をいただけました」とほほ笑んだ。

 “一夜限り”と銘打ったライブでは、ヒット曲「無縁坂」など全16曲を披露。舞台に2人が登場し、1曲目から代表曲「精霊流し」を歌唱し、その後さだが「こんにちは。グレープです」と自己紹介すると、観客からの温かい拍手に包まれる。吉田は「この後トークショーでいいんじゃない?」と話すと、さだも「『グレープです』って言って、精霊流し歌ったら、もういいよね」とニヤリ。軽快な掛け合いで、会場の笑いを誘っていた。さらに47年ぶりの新作アルバム(来年2月発売予定)も発表し、ライブでは新曲「ゲシュタルト崩壊(仮)」「天人菊(仮)」を初パフォーマンスしていた。

 今年6月に吉田がさだのコンサートを観覧。その後食事に行き、話し合った結果「グレープ」復活ライブの開催が決定した。普段からステージに立つさだとは違い、音楽プロデューサーとして活動する吉田。終演後取材に応じたさだは「準備は大変だったと思うよ」とねぎらう一方、吉田は「70年も生きてるといろんなことがあるね」としみじみ。さだは「グレープは進化している。レーズンではなくて、グレープだぞというところをもっと見せていきたい」と意気込んでいた。

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