李相哲教授 北朝鮮がミサイル連発するワケ「米韓軍事訓練に対抗するほかに3つの理由があると考えられる」

[ 2022年11月3日 11:01 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 朝鮮情勢に詳しい龍谷大・李相哲教授が3日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にリモート出演。北朝鮮が同日朝、東方向に向けてミサイルを発射したことに言及した。

 日本政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)で日本の上空を通過したとみられると速報したが、その後、防衛省は上空を通過していないと判明したと訂正した。韓国軍は長距離弾道ミサイルと推定されると発表した。北朝鮮はこのほかにも2発を発射したもよう。政府はJアラートで宮城県、山形県、新潟県を対象に、建物の中や地下に避難するよう呼びかけた。北朝鮮は2日には複数の場所から日本海と黄海に向け、短距離弾道ミサイルなど23発以上を発射したばかり。

 李氏は「もちろん米韓軍事訓練に対抗する意味が大きいんですが、ほかに3つの理由が考えられる」と言い、「1週間ほど前に米国防省が2022年核態勢報告書を発行して、そこで北朝鮮が核を使えば、金王朝の生き残るのるシナリオはないと。これに理性を失ったということが1つ考えられます」と指摘。続けて「もう1つは、米韓が対北朝鮮政策を変える様子がないので、政策の変更を迫っていると。3番目は、韓国で軍事演習反対デモが起こっているんですが、韓国国内を揺さぶるという目的があって、あす訓練が終わるまで続けてやって揺さぶりをかけるのでは」と分析した。

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2022年11月3日のニュース