大竹しのぶ 主演舞台「女の一生」への共感語る「夫婦間で会話がなくなったり…よく分かりますね」

[ 2022年9月20日 14:51 ]

故・杉村春子さんの代表作「女の一生」で京都南座の舞台に初めて立つ大竹しのぶ
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 女優・大竹しのぶ(65)が20日、大阪市内で主演舞台「女の一生」(京都南座、10月27日~11月8日)の取材会を行った。

 同作は故・杉村春子さんが1945年(昭20)から947回演じてきた当たり役。明治から昭和にかけ、家業を守るために好きでもない人と結婚しながらも強く生きた女性の一生を描く。クライマックスで放つ「誰が選んでくれたものでもない。自分で選んで歩き出した道ですもの。間違いと知ったら自分で間違いでないようにしなくちゃ」のセリフは特に有名だ。

 大竹もこれらのセリフを引き合いに出し「結婚するとか、仕事を持つとか、誰もが経験するであろうことを細かく描いている作品。夫婦間で会話がなくなったやりとりとか、そこらへんは私はよく分かりますね(笑)。冷た~くなった空気感とか。すごいそこら辺は上手だな、と思います」と、明石家さんま(67)との離婚時を振り返ってか、自虐を交え熱演を誓った。

 大竹が歴史ある南座の舞台に立つのは初めて。「以前、(坂東)玉三郎さんが言っていたと思うんですけど“塵(ちり)にも先輩たちの魂が宿っている”と。そういう劇場に立つのがうれしい」と表情を引き締めた。

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2022年9月20日のニュース