キンプリ アリーナツアーに手応え 岸優太「ファンサ楽しい」高橋海人「1年に2回もライブできて幸せ」

[ 2022年9月20日 04:00 ]

パフォーマンスする(左から)岸優太、永瀬廉、高橋海人、平野紫耀、神宮寺勇太(撮影・西尾 大助)
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 King&Princeが19日、横浜アリーナ公演を行った。最新アルバムを引っ提げてのツアーで、神宮寺勇太(24)を中心に構成された演出で、全31曲を披露。オープニングでは「ドッカン桜」と命名された総重量50キロの赤い紙吹雪が舞う中、5人が突如ステージに登場。SNSで大人気の曲「ichiban」を踊り出し、高いダンススキルを存分に発揮した。MCでは11月9日にシングル「ツキヨミ/彩り」を発売することを発表した。

 【メンバーと一問一答】

 ――今年初の4大ドームが終わってすぐ、アリーナツアーということで、ここまでの手応えは?
 岸優太(26)「楽しい時間はあっという間と体で感じた。最初は回数とかめちゃめちゃ多いなと思っていたんですけど、気づけばあっという間に横浜来て、今日最終日。本当に良い意味で一瞬ですね。あとは今回お客さんのところに行けるので、リアクションやファンサ(ファンサービス)が楽しいですね」
 神宮寺「手応えを感じる機会は、“やったー”みたいなことはあまりない。でもお客さんの近くに行く機会は今回とても多いので、皆さんの幸せな顔だったり腰から崩れ落ちるほどのリアクションをしてくれて、毎回“あ、うれしいな”っていう気持ち」
 平野紫耀(25)「ドームをやらせてもらってからよりファンの皆さんとの距離感に気付かされることも多くて、すごく手応えは感じています。やっぱりドームって広いので全体にどれだけ大きく伝えられるかっていうところがミッションになってくる。今回アリーナは、より一人一人顔を見ながらメッセージ的なものを1人ずつ伝えられて、すごく手応えを感じているコンサートになってると思います」
 高橋海人(23)「まず、1年に2回もライブできているのは本当に幸せなことだなと、毎回お客さんに感謝しながらやらせていただいています。今回横浜アリーナ。デビューした年からずっとやらせてもらってきたので、帰ってきたっていうか、すごいフィット感を持ちながら楽しませてもらってます。手応えで言うとジャニーズの仲間たちも見にきてくれている。みんなに大人になったねって言われるので手応えあります」
 永瀬廉(23)「まず、今回のライブでいきなり『ichiban』からのスタートであったりとか、それこそ空中ブランコであったり(というのが今までと違う構成)。来てくださった関係者の皆様やプライベートの友達に“どうだった?”って聞くと最初に出てくるのはそこなんですよね。そういう意味でも攻めてよかったし、皆さんの感想聞いて手応え感じるところは多いですね。今年、4大ドームツアーも回らせていただいていて、会場の大きさが違う。それぞれやっぱドームツアー、アリーナツアーの良さを改めて感じることできた。ドームやったらすごい大勢の人が来てくれて、広いからこそできる演出があるのが良さ。アリーナは来られる人数がどうしても少なくなってしまうが、一人一人と顔の物理的な距離も、パフォーマンスする位置も近くなってくる。やっぱ見ていてお客さん自身のリアクションが分かりやすいので、肌で感じることができて楽しい」

 ――ドッカン桜は誰のアイデア?
 神宮寺「命名は僕です。アリーナは広いので、多くしたいと伝えて、(実際に)すごいインパクト残ったと言っていただいた。ステージ一面に赤い花びらが舞ってしまって位置が見えなくて困っていました。そのくらいドッカンです」

 ――なんで赤色?
 神宮寺「曲のイメージがピンクではなく赤。あと後ろの映像の兼ね合いと、コントラスト。赤が一番しっくりきた」

 ――メンバーカラーが赤の平野さんは、うれしいですか?
 平野「自分のカラーだけど、別にうれしいとかは…。でも赤ってなんか興奮しますよね。前世が牛だったのかな。自分が丑(うし)年ですし」

 ――北海道での機材火災はどういう状況だった?
 平野「歌っている最中にイヤモニでスタッフから指示が来て、パッと見上げたらセンターステージの上でボヤがあって曲を止めた。ファンを安心させようとトラブルが起こらないようボヤに近いところから避難させてあげて…。離れている方もいたので、安心していただくためにお話をさせてもらって」
 神宮寺「せっかく来ていただいたので楽しんでもらいたいという思いで、お話させていただいた」
 永瀬「形としては昼公演が中止となってしまった。誰も悪くないので僕らもどこにぶつければという思いあったが、何より安全一番。ファンにケガがないように、スタッフと協力して皆で対応していました」

 ――デビュー5年目で変わったところは?
 神宮寺「岸さんはとても短髪が似合う」
 岸「もともと短髪だわ!哀愁が出たかもね」
 神宮寺「でも心の広さは大人だな。いじっても怒らず、いじってくれてありがとうと言ってくれる」
 平野「神(神宮寺)は、コンサートで人の意見まとめてくれたりとか、成長したな…と。昔は腰を振ってキャーキャー言われてるイメージ強くて。ヤンチャというか髪の毛を染めて大人に怒られてとか。そんな神宮寺が今はメンバーから意見を抽出してまとめているのが5、6年前からは信じられない。落ち着きと余裕が出てきていいなと」
 高橋「良い意味でこのなかで一番変わっていないのが紫耀。もともと達観していたところがあった。前から先頭に立って自分たちを引っ張ってくれてるというのはある。あと、緊張や物おじしないので。筋肉は成長したのかな…。紫耀が腕相撲で負けているの見たことない。新聞見て挑戦者がいたら」
 平野「いい、いいって、腕がもげるって(笑い)」
 永瀬「(高橋について)特に思うのは打ち合わせをしていて意見を出すところかな。(グループで)話し合う機会がここ数年増えてきてるけど、より海人がグループに対して演出とか振り付けとか(に意見を出してくれた)。そういう気持ちがより強くなってるのを見て大人になったなと」
 岸「どこつまめばいいのかってくらい、言いたいことあるけど…やっぱり廉は色気ですね。昔は出してるつもりでも子供っぽさとか(出てしまっていた)。頑張ってるなと…近くで見てて…」
 永瀬「そんなふうに思ってたん!?」
 岸「最近は出ちゃってる。男の色気。ちゃんと大人になったな。大人のかっこよさがあるなって」
 永瀬「昔は?」
 岸「昔はちょっとダサかった…この成長を見てると目頭が熱く…」
 永瀬「ウソつけ!目頭が熱くなったとか」

 ――キンプリといえば王子様路線。今は王子様っぽさも残しつつ、ガツガツ系のダンスもかっこいい。今後の方針などは?
 神宮寺「とにかく目の前のことを必死にやらせてもらってる。『ichiban』のときも今までで一番練習したって言っても過言じゃないくらい練習した。つねに目の前に毎回高い壁を越えられたか分からないけど、(壁を)ぶち破るつもりで、目の前の壁を越えていけるように頑張ってる」

 ――これからの路線は王子様とガツガツの並行?
 永瀬「ある意味欲張りなグループ。王子様路線も残したいし、ダンスがっつりもやっていきたい。自分たちのやりたいことをやって、その結果皆さんが喜んでくれたらうれしい。自分たちが例えばドラマのタイアップで曲をいただけてたら、ドラマの方の希望に添いながら、自分たちのやりたいことも提案していく。こういうグループになりたいとかはなく、自分たちの道を作っていってるような感覚」

 ――すでにスーパーアイドルだと思うのですが、さらになるには?
 平野「自分たちで新しいレールを引いていける自分たちでありたい。アイドルは人から愛されるのが大きな目標。人柄にしろ、結果いろんな人に愛されていたらいいんじゃないかな」

 ――8月20日の大阪城ホール昼公演でデビュー後通算100公演となりました。
 永瀬「初耳っすね」
 岸「たぶんそのくらい、いい意味で実感がない。楽しい時間は早く過ぎるみたいな。もうそんなやってたんだっていうのがぶっちゃけの感想です」

 ――(今年一年で)80万人以上の方にステージが求められていることについて
 神宮寺「感謝でしかない」
 永瀬「この短期間でドームツアーとアリーナツアーをさせてもらえるグループってあんまりない。たまたま僕らが今年できただけですが、どのグループの先輩方でもあんまり聞かないことで、すごく光栄なことですね。それをかみしめながら、1公演1公演、アリーナでもドームでも関係なくファンの方に1人でも多く“来て良かった”って思っていただけるようにやっています。それの繰り返しで“あ、100公演なんや”って感じです」

 ――最新シングル「Trace Trace」がオリコン週間ランキング初登場1位。デビューシングルから10作連続で初週30万枚超えはKinKi Kidsさん以来の記録ですが。
 平野「ありがたい。いまだに驚くというか。1位という言葉を聞けてそれが当たり前になってない自分にほっとするという部分もありますし、それだけファンの皆さんが求めてくださって買ってくださってるっていうのも実感する。いろんな場面で恩返しするのが僕たちのお仕事だと思っているので、これからもいろんな方々に応援していただけるように頑張らなきゃなと。キンキさんはやっぱすごいですよ」
 神宮寺「素敵な曲たくさんあるもんね。もちろんほかの先輩もそうですけど」
 岸「名曲多いよね」
 神宮寺「ジュニアにも歌い継がれている。ジュニアの時にも僕らたくさん歌わせていただいた先輩方なので名曲がたくさんあるなと思います」

 ――新曲について
 高橋「両A面シングルになってまして」

 ――新しい一面が見られる?
 高橋「それで言うと、MCでも言わせていただきましたけど、“まだこんなアイドルの曲あったんだ”っていうくらい新しいアプローチ。とっても温かくて歌詞も素敵ですし音楽も聞いているだけでほっとするような曲になっているのが『彩り』っていう曲です。今度やらせていただくドラマともすごい内容がリンクしていまして、こだわりの一曲になっています」

 ――(両A面のもう一曲)「ツキヨミ」はいかがですか。
 平野「どこまで言っていいのか僕全然分からないんですけど、歌詞のテーマはすれ違う者同士みたいなメッセージ性が込められている。(平野が主演する10月期のTBSドラマ)『クロサギ』にぴったりだなと思いますし、僕のイメージはシティー感というか大都市みたいなイメージの中に渦巻く黒い部分。そういうのも楽曲の中で表現できているなと思います。やっぱりパフォーマンス面でも、2公演の前にリハがあったりけっこうタイトなスケジュールの中ですけど、みんなで高め合っていって、いい作品をつくろうというところにフォーカスを当てて頑張っているところ。ぜひこれも僕たちの恩返しとしてですけど、ファンの皆さんに届くのが待ち遠しい11月9日になっています」

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