“アイドル像”を変えた小泉今日子 「老化は進化。今度は老人のイメージ、価値観を変えたい」

[ 2022年7月2日 21:20 ]

女優の小泉今日子
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 女優の小泉今日子(56)が2日放送のTOKYO FM「SUBARU Wonderful Journey ~土曜日のエウレカ~」(土曜後5・00)にゲスト出演。「今後の目標や夢」について語る場面があった。

 芸能活動40周年を迎えた小泉。9月からは昭和を代表する脚本家である向田邦子氏の代表作「阿修羅のごとく」の舞台出演が控えている。若くして大人の世界で生きて来た人生を振り返り、「老化は進化ってことです」と小泉。「40代ぐらいからちょっとずつ自分の変化を…心も体も感じながら生きているんですけど。56歳になった今、感じるのは、自分が思っているよりずっと世界は広くて、その広さが反比例みたいな感じで、年を重ねるごとに広くなっていくっていうイメージ」と、哲学的に説明した。

 「老化」は一般的にネガティブなイメージを強いが、「進化」と思うようになって人生が楽しくなったという。「物は捉えようで、老眼になったりしたら“ここまでやっときた”“みんなが言っていたのはこれなんだ”みたいな。そういうのを楽しんでいる。体力的に落ちている感覚はあんまり感じていないんですけど」と小泉。「40歳になったときに“人生折り返しだね”みたいに言われて。それを想像して行き(往路)はちゃんと見なかったから、帰り(復路)はゆっくり見て帰れば良いんじゃない?とか思って。もしかしたら折り返す時に違う坂道かもしれないし、角度が違うかもしれないし…」と語った。

 かつて女性アイドルの概念を新しくした存在として人気を博したが、この先も人生を楽しむことが目標であり夢だという。「今度は老人のイメージとか価値観を変えていきたい。新しい価値観を何か見つけて、みんなに提示したかったりする」と明言。「エンターテインメントの世界でも、私自身が高齢になっていった時に新しい楽しみ方を提案できるんじゃないかな?と思って…一緒に楽しめることを。例えば、朝クラブに集まるとか、そういうのを考えるのが楽しい!」と声を弾ませた。

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2022年7月2日のニュース