松潤“か弱き英雄” 来年大河「どうする家康」、イメージと逆の新しい家康に挑戦

[ 2022年7月2日 05:00 ]

「どうする家康」に出演する(左から)山田裕貴、大森南朋、松本潤、松重豊(C)NHK
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 嵐の松本潤(38)が1日、NHK名古屋放送局で、徳川家康役で主演を務める来年放送の同局大河ドラマ「どうする家康」の会見に出席した。6月5日にクランクインして以来、初の取材対応。「今回の家康公は、若いし力もない。そういう人が天下を獲る様子を表現したい」と“か弱きプリンス”を演じる意気込みを明かした。

 長髪を結い、家康が10代のころに着用したとされる金色の甲冑(かっちゅう)姿で会見場に現れた。現在は東海地方を中心にロケが行われており「非常に刺激的で有意義な時間」と充実の表情。連日猛暑が続くが「メチャクチャ暑いですが、我々もアツくやっていきたい」と大役に燃えている様子だ。

 家康の生涯を描く今作。武田信玄や織田信長ら戦国時代を代表する豪傑たちに囲まれる中「どうする?」と迷いながら家臣団と共に困難を乗り越えていく姿が描かれる。

 気の強い二枚目役のイメージが強い松本だが、今回は弱々しく優柔不断な姿が見どころ。特に前半生は頼りないシーンが多く登場する。松本は「“こんなヤツが天下を獲るのか”という始まり方。最近はおっちょこちょいなヒーローが愛されるので、今回の家康は今の時代っぽいアプローチだなと思う」と役どころを分析した。

 そんな松本の演技について制作統括の磯智明氏は「ユーモラスさもあり、殺陣も弱い。エンターテイナーとしての才能を感じさせる」と絶賛。徳川家臣団の本多忠勝役で共演する山田裕貴(31)も「殿のおびえている顔に引き込まれる。今まで見たことのないマツジュンです」と松本の新たな一面に驚いている様子だ。

 ジャニーズ事務所の先輩・岡田准一(41)演じる織田信長との共演シーンも撮影に入ったという。松本は「(岡田に)全幅の信頼を寄せています」としつつも「本番でいきなり(アドリブを)仕掛けられたり、非常に翻弄(ほんろう)されている部分もあります」と苦笑い。撮影でも“どうする?”と振り回されていることを明かした。

 ▼どうする家康 今川義元(野村萬斎)の人質だった徳川家康が、弱小国の主として生きる運命を受け入れ、家臣団とともに乱世の困難を切り抜けていく。戦国時代のつわものたちに振り回されながらも大成し、やがて天下人となる。脚本はフジテレビ「リーガル・ハイ」などを手がけた古沢良太氏。

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2022年7月2日のニュース