羽生善治九段 現役最年長・桐山九段の最後の対局絶賛「創意工夫と挑戦の大切さ後輩に伝えた」

[ 2022年4月28日 12:20 ]

羽生善治九段
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 将棋の現役最年長棋士として活躍した桐山清澄九段(74)が27日に56年の棋士生活に幕を閉じたことを受けて翌28日、羽生善治九段(51)が自身のツイッターを更新した。

 桐山の現役最後となった27日の第35期竜王戦5組残留決定戦。畠山鎮八段(52)に78手で敗れたものの、AI研究で得た戦法で挑み、畠山をうならせた。「いぶし銀」と呼ばれた74歳が最後の戦いで最新の戦法を選択。羽生は「四間飛車からミレニアム囲いの最新型を試みて創意工夫と挑戦の大切さを後輩に伝えて頂いたと思っています」と敬意を表し、「桐山先生、お疲れさまでした」とねぎらった。

 桐山のタイトル獲得は棋王1期、棋聖3期。過去9人しか達成していない通算1000勝まであと4勝(958敗)だった。また、豊島将之九段(31)らの師匠として知られた。

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