茂木健一郎氏、知床遊覧船・社長の“赤いネクタイ”に違和感「『非典型的』なところがある」

[ 2022年4月28日 19:25 ]

茂木健一郎氏
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 脳科学者の茂木健一郎氏(59)が28日に自身のYouTubeチャンネルを更新。北海道・知床半島沖で起きた乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU1(カズワン)」の遭難事故で、27日に行われた運航会社の桂田精一社長(58)の記者会見で覚えた違和感について語った。

 茂木氏がアップした動画のタイトルは「知床観光船の社長は謝罪会見でなぜ赤いネクタイをしていたのか」。「みんなが『赤いネクタイはないだろう』って思ってたと思うんですけど。いろんな考えがあるんですが、普通は赤色はお祝いとか生命力を表す色なわけで。そこから、あの社長は悪意があるわけではなくて、そういうところに気が付かない『非典型的』なところがあると思ったんです」と、茂木氏は考察する。

 また、桂田社長の元陶芸家という経歴にも触れながら「芸術とかではオリジナリティを出すことは大切なんですけど、許されない場もあるんです。たとえば、船の運航も思い付きでやっていけないのは、当たり前じゃないですか。だから、赤いネクタイをしたのを見たときに『この人の本質はここにあるな』と。ふつうはしないことをしてしまう、そういう人が命に関わる決定はしてはいけない」と、持論を展開していた。

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2022年4月28日のニュース