玉川徹氏 知床観光船事故・運航会社の安全管理「あらゆる意味でずさんですよね」

[ 2022年4月28日 11:20 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
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 テレビ朝日の玉川徹氏が28日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。北海道・知床半島沖で起きた乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU1(カズワン)」の遭難事故で、27日に運航会社の桂田精一社長(58)が記者会見を開いたことについてコメントした。

 事件発生5日目にしてようやく設けられた公の場で、桂田社長は土下座を3回した一方、波浪注意報が出るなど荒天必至の条件下で出航した判断を巡り「船長の判断」と繰り返した。

 番組では運航会社の無線アンテナ、衛星電話が故障していたなど、安全管理に問題があったことも取り上げた。

 玉川氏はこの安全管理について「あらゆる意味でずさんですよね。『漁師でさえ出航しないのに』という家族の方のお話もありましたけど、その通りで安全に対する認識もずさん」と指摘。「今後、家族、遺族にとってみれば愛する人、大切な人を突然失うわけですね。もの凄く理不尽な事だと思うんですよ。気持ちのやり場がないです。社長が最後の最後まで怒りと理不尽さを受け止めてもらう責任がある。当然ながら金銭的な賠償の問題も出てくると思いますが、それだけじゃないです。やっぱり気持ちの問題。どれぐらいで解消されるか分かりませんが、それは社長が責任をもって一身に受けるべきだと思います」と語った。

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2022年4月28日のニュース