永瀬王座、棋聖戦挑戦者決定戦3期連続進出!藤井棋聖と初タイトル戦見えた

[ 2022年4月16日 05:30 ]

永瀬拓矢王座
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 将棋の第93期棋聖戦は15日、東京都渋谷区の将棋会館で決勝トーナメント準決勝の残り1局を行い、後手の永瀬拓矢王座(29)が佐々木大地六段(26)を112手で下し、3期連続の決勝(挑戦者決定戦)進出を果たした。

 永瀬王座は藤井聡太棋聖(19)=王将、竜王、王位、叡王含む5冠=に挑む5番勝負(例年6月開幕)出場権をかけて渡辺明名人(37)=棋王との2冠=と対戦することになり「(挑戦する)チャンスの場に立てて良かった」と息をついた。渡辺とは2、3月の棋王戦5番勝負で1勝3敗と敗退したばかりだが「大きな舞台でよく当たる方。とても注目していただける対局になると思うので、いい将棋を指したい」と意欲を見せた。

 棋聖戦は2年前の挑決で藤井に敗れ、昨年は渡辺に屈した。三度目の正直がかなえば練習相手仲間の藤井と初のタイトル戦が実現する。「ぜひ指してみたい。そうなるのが理想の形です」。注目の挑決は25日に行われる。

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2022年4月16日のニュース