名声優の日高のり子が「それ怖くないですか?」と語った大変だった役とは 

[ 2022年4月16日 22:01 ]

日高のり子
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 声優の日高のり子(59)が16日放送のTOKYO FM「SUBARU Wonderful Journey~土曜日のエウレカ~」(土曜後5・00)に出演。40年近い声優人生の中で、大変だった役について語る場面があった。

 80年に歌手デビューし、1984年から声優としても活躍し、「タッチ」の浅倉南役、「となりのトトロ」草壁サツキ役、「呪術廻戦」九十九由基役、「るろうに剣心」瀬田宗次郎役など、数々の人気作品に出演した日高は、声優デビューについて「一通のお便りをきっかけにして、声優の仕事をやってみたいと思った。運命を変える葉書」と語った。

 その中で、「大変だった仕事」として「炎の闘球児 ドッジ弾平」で主役だった一撃弾平役を挙げた。「のどの部分で、私の声にはもしかしたらちょっと合わなかったなと思うくらい大変だった」とし「この頃は単純にのどをつぶして大変だった。ゴムマリみたいに弾けてずっとしゃべるので、エネルギーを満充電にして自分なりにやったんですけど、のどは悲鳴をあげていた」と語った。

 そして、もう一つ「演技的に、声優だから」と大変に感じたのが、「ONE PIECE」のベルメール役だという。ベルメールは作中で死亡するが「ナミの育ての親なんですけど、あのエピソードはすごく人気があるらしくって、本編の方だけではなくて、その後の総集編とかエピソード・ナミとか、何回かリメイクされているんですよ。5回くらい、おそらくやっているんです。毎回同じシーンを、何年かに1回演じる」と説明。「カット割りが変わっていたり、描き方が違うので、セリフの尺も変わってくるので、使い回すことができない。もう1回新たにアフレコをし直すんですよ。5年に1回くらい呼ばれてそのシーンをと言われるのが、すごく」と明かした。

 「毎回好きで見ている人がいたら、5回あったけど3回目が良かったなとか言われたらどうしようとか思った。それ、怖くないですか?アニメのキャラクターは年を取らないので、変わらない。画だけはまったく同じままなのに、声だけが5年ぶりのベルメールですとなったら、えらいことになっちゃうと思うと、大変でした」と振り返った。

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2022年4月16日のニュース