中村逸郎教授 ウクライナの次は日本?「狙ってくる危険性がある」ロシアの口実は…

[ 2022年4月16日 13:45 ]

ロシアのプーチン大統領(AP)
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 ロシア政治を専門とする筑波学院大・中村逸郎教授が16日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜前9・30)に生出演。ロシアが日本へ侵攻する可能性について言及した。

 番組ではロシアの政党「公正なロシア」の党首であるセルゲイ・ミロノフ氏が「ロシアは北海道の権利を有している」と発言したことを紹介。

 中村教授はセルゲイ氏を「財界、政界を合わせたプーチン大統領のスポンサー」とし、「(セルゲイ氏に)言わせて日本の世論を見てみようということ」とプーチン大統領の狙いを説明した。

 その上でロシア軍が近年、北方四島での軍事演習を活発化していることを挙げ「警戒すべき事案」と指摘。

 理由として、プーチン大統領がかつて「北方四島にはアイヌ民族が住んでいた。北方四島はそもそもロシアのもの。日本国内でアイヌ民族が人権抑圧されている」と発言したと紹介。「『北海道にいるアイヌ民族が日本で抑圧されている』ことを口実にプーチン政権が日本を狙ってくる危険性がある」と分析した。

 MCの東野幸治が「ウクライナ東部に住むロシア系住民が迫害されているから助けにいく。自衛のため戦争というのと同じことですか」とロシアがウクライナ侵攻した際の主張をもとに日本へ侵攻する可能性があるのか質問すると、中村教授は「同じ事。危険性がある」とうなずいた。

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2022年4月16日のニュース