宝塚音楽学校110期生入学式、今井柚希さん「『私を見ると元気になれる』と言っていただけるよう」

[ 2022年4月16日 10:53 ]

あこがれのグレーの制服に袖を通し入学式に出席した宝塚音楽学校110期生(提供写真)
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 未来のタカラジェンヌを育てる宝塚音楽学校110期生40人の入学式が16日、兵庫・宝塚市の同校で行われた。

 今年も昨年に引き続き、新型コロナウイルスの影響を受け国歌や校歌も式典では歌わず、事前に収録している音源を流すだけ。在校生が新入生の胸へ校章バッジを着ける恒例セレモニーも行われなかった。それでも憧れのグレーの制服に身を包み新入生は夢に向かって第一歩を踏み出した。

 首席入学を果たした今井柚希(いまい・ゆずき)さんは「ミス・ワールド・ジャパン2021大阪代表選考ファイナリスト」。中学卒業時から4回受験し続け、最後のチャンスをものにしただけに「何度も何度も夢にまで見た入学式を迎え、とてもうれしく幸せな気持ちと、これからの2年間、憧れの宝塚音楽学校で学ばせて頂けることへの感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。身長1メートル71の男役志望で「礼真琴さんのような魅力的な踊りと歌で、たくさんの方に『私を見ると元気になれる』と言っていただけるような男役を目指し、日々精進して参ります」と結んだ。

 さらに娘役志望の伊藤亜優(いとう・あゆ)さんは「音楽学校の名に恥じないよう、芸の道を日々精進して参ります。明るく華やかなタカラジェンヌになりたい」と笑顔が弾けた。永野春陽(ながの・はるひ)さんも「歌って踊ってお芝居のできる三拍子そろった娘役になりたい」。北海道出身の澤野桜子(さわの・さくらこ)さんは「感謝、礼儀、初心を忘れず、お客様の記憶に残る、存在感あふれるタカラジェンヌに」と夢を膨らませた。

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