カズレーザー 経済制裁受けるロシアの現状に私見「経済制裁だけで意識変えられるのか」

[ 2022年4月16日 21:14 ]

「メイプル超合金」のカズレーザー
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 お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザー(37)が、16日放送のテレビ朝日系「池上彰のニュースそうだったのか!!」(土曜後8・00)に出演し、ウクライナへの軍事侵攻で世界各国から経済制裁を受けているロシアについて私見を語った。

 ロシアに対し、西側諸国は国際銀行間通信協会(SWIFT)からロシアの銀行を排除した。多くの国際企業がロシアでの営業を停止。さらにはインスタグラムやフェイスブックなどのSNSが、ロシア国内で使用できなくなる事態になっている。

 番組では、日本在住のロシア人2人を取材した。プーチン政権に疑問を持っているという女性は、海外の企業で働いていた若者たちにも失業の波が押し寄せていると懸念。「国としてこの戦争に勝っても負けても、結局ロシアに未来はないと思います」と悲観的に話した。対照的に、50代男性は「(経済制裁の)前よりはみんな一気(一致団結して)で動きましょうという気持ちになっている」と、一枚岩の結束になっていると主張した。

 正反対な2人の話を聞いたカズレーザーは、91年のソ連崩壊後の経済の浮き沈みになぞらえて、「20代の方はロシア経済がソ連崩壊後、めちゃくちゃしんどかった時から、回復局面になった時を若いころから経験しているから、経済がどんどん回復していた時期を知っていると思う」と指摘。一方で、より年齢層の高い人たちの意識については「50代の方は、めちゃくちゃへこんだ時期を長く経験しているから、まだ頑張ろうと思えちゃうのかな?という気がしますね」と推測していた。

 経済制裁そのものについて、カズレーザーは「長期的に見れば国に絶対的なダメージになるんで、武力侵攻はしないに越したことはない」と正論を口にした。しかし、「割に合わないことを行っている国のトップがいるということは、経済制裁だけで意識を変えることはできるのかなって思います」と、ロシアをめぐる悩ましい現状を指摘していた。

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2022年4月16日のニュース