高橋一生 リアルを追求する役作りのこだわり 行動を変えることで役が「日常的に侵食してきちゃう」

[ 2022年4月16日 11:57 ]

高橋一生
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 俳優の高橋一生(41)が15日放送のTBS系「A-Studio+」(金曜後11・00)にゲスト出演。日常から変える自身の“役作り”について語った。

 高橋はこの日、放送をスタートした連続ドラマ「インビジブル」(金曜後10・00)で主演。事件解決のためならどんなことでもする刑事を演じており、激しいアクションもこなしている。「今までにやったことない役なので、よくぞ、そんな役を振ってくださったなと思って。とにかく粗雑で、人を蹴ったり、殴ったり、アクションも多いので、なぜこれをやろうと言ってくださったのか、プロデューサーさん、監督さんは僕にしたのかなって。先に手が出ちゃうみたいな人間性なので」と語った。

 役作りについて聞かれた高橋は「肉体に依存しているところってすごくあって。動き1つ、普段やっていることを変えたりすると、何かが変わっていってしまう。普段、咄嗟(とっさ)に出る手が右手だったら、左からに変えるだけでも何か変わっていくんですよ。普段、“俺”って言わないんですけど、ドラマで“俺”って言うので、普段俺にすると、なぜか“俺”の中のイメージってちょっと雑なですね。“俺”っぽくなっていっちゃうんですよ、歩き方から何から」とじみじみ。「そうすると、キャラクターが日常的に侵食してきちゃうんですよ。その感覚が俳優やっていて面白いなって思いますね」とした。

 番組MCの「Kis-My-Ft2」の藤ケ谷太輔が取材したプロデュサーの千葉行利氏は医師役を演じたフジテレビ「Woman」(2013年)の演技を絶賛していたといい、高橋は「田中裕子さんにいろいろ診察をするシーンをやっていたら、『本当にお医者さんの資格はお持ちなの?』って言われて。『ないです』って言って」と苦笑。「今まで培ったり、お医者さんの知り合いとかもいたので、手術の道具だとか、内科医でも診る道具だったりを貸してもらって、全部手になじませていたりしたんですけど、やっぱり動きが変わるので、付け焼き刃よりも絶対にそういう動きの方が面白い。自分もだませるかなって」とこだわりを明かした。

 視聴率よりも「分かってくれる人が分かってくれるっていうのが僕が一番、気持ちいいかなと思う。僕はやっていてよかったと思える部分なのかもしれないですね」とも語った。

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2022年4月16日のニュース