里見黄門様と純烈、この化学反応が面白い!

[ 2021年3月5日 15:00 ]

里見浩太朗と純烈の豪華競演。稽古にも熱が入る(左から後上翔太、酒井一圭、里見、白川裕二郎、小田井涼平)
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 【佐藤雅昭の芸能楽書き帳】俳優生活65周年を迎えた里見浩太朗(84)の座長公演が3月4日に名古屋市の御園座で初日の幕を開けた。里見は公開通し稽古で「とても久しぶりの御園座さんでの公演ですが、私が初めての座長公演をやらせていただいた思い出の劇場です」と感慨深げ。「久しぶりの…」を調べてみたら2009年の「薫風あばれ獅子」以来、12年ぶりだった。

 2部構成の第1部は「水戸黄門漫遊記より 水戸黄門~春に咲く花」(脚本、演出・池田政之)で、里見十八番の芝居。代官の厳しい年貢取り立てに苦しむ農民のために一肌脱ぐご老公一行の活躍を描く痛快劇だ。

 たまに帰省すると年老いた母親が「水戸黄門」の再放送を楽しみにしている。東野英治郎の部が終わり、今は西村晃の黄門様が世直しの旅を続けている。里見は助さん役で出演しており、「ご老公の御前である。控えおろう!」のセリフ回しが格好いい。

 テレビ時代劇はめっきり少なくなったが、そんな中でも「水戸黄門」はたとえ再放送であっても高齢者のキラーコンテンツとして生き続けている。どのチャンネルに合わせても同じような顔触れが出ているバラエティー番組にはお年寄りの食指も動かない。新たな黄門様のシリーズが見てみたい気がするのは、筆者も還暦を過ぎたせいもあるだろう。

 さて御園座の舞台。豪華な共演者が連日、ステージで躍動している。“柘植の飛猿”でおなじみの野村将希(68)、ご当地・名古屋に本拠を置くSKE48の古畑奈和(24)、小川菜摘(58)らが出演。加えてスペシャルゲストが純烈のメンバーだ。酒井一圭(45)が助さん、白川裕二郎(44)が格さん、後上翔大(34)が農民、そして小田井涼平(50)が代官の息子に扮して里見の記念イヤーを盛り上げている。

 リーダーの酒井は「健康センターで無我夢中にやってきた純烈がファンの皆さんに支えられ、ついに御園座に初登場!しかも里見浩太朗さんの水戸黄門にお供させていただける日がやって来るとは!親孝行になります」と感激もひとしおだ。

 第2部は「里見浩太朗VS純烈 大いに唄う!」と題した歌謡ショーで競演。もともと歌手を志望して静岡県から上京した里見の歌のうまさは定評あるところ。3年連続でNHK紅白歌合戦への出場を果たし、国民的歌手グループに成長した純烈との“歌合戦”は双方のファンにとってたまらない見どころになっている。

 コロナ禍で沈んだ空気を吹き飛ばす熱いステージ。元気をいっぱいもらい、♪人生楽ありゃ苦もあるさ~と鼻歌交じりで劇場を後に出来る新春公演だ。3月21日まで。

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