テレ東たけし冠番組「ニッポンのミカタ」12年の歴史に幕 企画変更し火曜23時台へ WBS22時開始で

[ 2021年3月5日 15:30 ]

ビートたけし
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 テレビ東京は5日、オンライン形式で4月改編説明会を行い、看板経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト(WBS)」(月~金曜後11・00)が午後10時スタートに1時間繰り上がることに伴い、ビートたけし(74)の冠番組で教養バラエティーの「たけしのニッポンのミカタ!」(金曜後10・00)が終了すると発表した。2009年4月のスタート以来、12年の歴史に幕。ただ、引き続き、たけし出演の番組として企画を変更した「23時の密着テレビ『レベチな人、見つけた』」になり、火曜午後11時枠(火曜後11・06)へ移行する。新番組には、これまでパートナーとしてレギュラー出演してきた「TOKIO」の国分太一(46)もMCとして出演する。

 金曜の「WBS」は午後11時スタートのままだが、経済ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」が火曜午後10時枠から金曜午後10時枠に移行。「たけしのニッポンのミカタ!」も影響を受けることになった。

 「たけしのニッポンのミカタ!」は「たけしの誰でもピカソ」(1997年4月~2009年3月)に続くたけしの冠番組として09年4月にスタート。現代日本人の身近に起きるさまざまな社会現象をテーマに、今を捉える知的エンターテインメントとしてアカデミックな論文から商店街の声まで幅広く取り上げた。たけしとTOKIO国分太一(46)が司会を務めてきた。

 新番組は、世の中に1%くらいしかいないだろう!というレベルが違いすぎるすごい人=レベチな人を探し出し、普通の人とは次元が違い過ぎる生活や、常人には理解できない考えを持っているなど、“レベチな部分”をディレクターがたけしと国分にプレゼンする番組。同局の大庭竹修編成部長は「これまで放送していた『ニッポンのミカタ』とはまったく違う内容の番組になります。全然レベルの違う生活をしている人たちの、とにかく変わった人というか、見たこともないような人生や生活をしている人たちをのぞき見にする、取材する、密着するという番組になる予定です」と説明した。

 番組プロデュサーも「ディレクターが汗をかきながら、理解しづらい、でも凄いかもしれない方々とどう接して、いくつレベチな部分を見つけてくるのか…。全く理解しあえないまま終わるかも知れません…でもそれもアリです。たけしさんや太一さん、そして視聴者の方に『見た事無いドキュメンタリー番組』と思ってもらえれば嬉しいです。“レベチな番組”を目指したいと思います」とアピールした。

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2021年3月5日のニュース