テレ東「あちこちオードリー」満を持して午後11時台へ枠移動 テレ東編成部長「期待しかない」

[ 2021年3月5日 15:30 ]

お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭(左)と春日俊彰
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 テレビ東京が5日、オンライン形式で4月改編説明会を行い、お笑いコンビ「オードリー」の冠トークバラエティー「あちこちオードリー ~春日の店あいてますよ?~」を水曜午後11時の枠に移動すると発表した。

 2019年8月3日(土曜後4・00)に特番第1弾を放送した同番組は、その年の10月から土曜昼、火曜深夜とレギュラー放送し、人気を集めているフリートークバラエティー。昨年10月に開催した番組発のオンラインイベントは4万2000人を動員する人気ぶりで、この春から満を持して水曜午後11時台に進出する。

 同番組はスタート時から同局の名物プロデューサー、佐久間宣行氏(45)が手掛けている。今回の枠移動について、同局の大庭竹修編成部長は「単純に面白いなというのが一番の狙いです。ゲストの方も力が抜けた状態で、『ナメた状態でオードリーと話せる』番組」としたうえで「そういう気持ちも視聴者も見ていけると、話した内容が翌日ネットニュースに上がるので、そこも期待したい。佐久間という人間は優秀な演出家でもある。オードリーさんも2人ともテレビ東京でたくさん番組をやっていただいて、期待しかない」と期待感をあおった。

佐久間氏は「最初にこの枠移動を聞いたときは驚きましたし戸惑いました。誰にも期待も興味も持たれない小さなスタートをした番組が、開始わずか1年半で夜11時に行くとは…」と素直な驚きを吐露。「しかし同時に必然性も感じました。この番組は今の時代にとても響く番組に育っていると思ったからです。フリートークだからこそこぼれ落ちる『裸の言葉』の数々、そこには名言&不用意発言がたくさんあります。しかし共通するのは、芸能人もみんな「働いて悩んでる」ということ。だからその言葉に、芸能界に興味がない人もわが事のように響く瞬間があるのだということ。実はこの番組、お仕事トークバラエティでもあると思っています。時間帯が変わり、さらに幅広い皆さんのお話が聞けるのをとても楽しみにしています!」と呼びかけた。

 佐久間氏は今月いっぱいでの同局退社を発表しているが、退社後も番組の担当は継続する。

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2021年3月5日のニュース