京都国際の最速143キロ左腕・森下 7回から登板し12球団スカウトに復調アピールの3回1失点

[ 2022年7月26日 06:00 ]

第104回全国高校野球選手権京都大会準決勝   京都国際5―3乙訓 ( 2022年7月25日    わかさスタジアム京都 )

<乙訓・京都国際>逆転で決勝進出を決め、乙訓ナインの激励に笑顔でサムズアップを見せる京都国際・森下(撮影・北條 貴史)
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 京都国際が逆転で乙訓を退け、2年連続出場へ王手をかけた。今秋ドラフト上位候補の最速143キロ左腕・森下瑠大投手(3年)が今夏初登板。7回から登板し、3回を被安打1の2奪三振、1失点にまとめた。阪神は畑山俊二統括スカウトら3人態勢で視察。12球団スカウトの前で復調をアピールした。

 自身も右翼線へ適時三塁打を放つなどして3点を勝ち越した直後のマウンド。森下は力の限り腕を振った。スライダー、チェンジアップ、カーブを巧みに織り交ぜ、7、8回は完全投球。9回は2四死球が絡んで1点を失ったが、上々の出来に笑顔がはじけた。「まだ5割くらいの内容ですが、投げさせてもらえる喜びの方が大きかった」と笑った。

 左肘の痛みが長引き、公式戦登板は5月1日の春季京都大会1回戦・日星戦以来。6月半ばからキャッチボールを再開したばかりで、ソフトバンク・稲嶺誉スカウトは「投げることができただけでも十分」と評価した。決勝の相手は龍谷大平安に決まった。投打の大黒柱は「夏にかける思いをぶつける」と言葉に力を込めた。

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2022年7月26日のニュース