京都外大西の高校通算54発・西村、勝負避けられ3四球で敗退「プロに入って活躍する夢を目指したい」

[ 2022年7月26日 06:00 ]

第104回全国高校野球選手権京都大会準決勝   京都外大西5―12龍谷大平安 ( 2022年7月25日    わかさスタジアム京都 )

<龍谷大平安・京都外大西>8回コールド負けで準決勝敗退となり、肩を落とす京都外大西・西村(中央)(撮影・北條 貴史)
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 京都外大西は龍谷大平安に8回コールド負けを喫した。高校通算54本塁打を誇る西村瑠伊斗(るいと=3年)は2番・右翼で先発。申告敬遠1つを含む3四球と勝負を避けられ、不完全燃焼のまま最後の夏を終えた。

 観衆の度肝を抜いたのは4回だ。内角低め直球を仕留めた打球は右中間フェンス直撃の三塁打。あわや柵越えの一撃に、ネット裏のスカウト陣も驚嘆の声を上げた。西武の渡辺久信GMは「インコースのさばきは天才。プロでもなかなかいない」と舌を巻いた。

 8点を追う7回2死一塁で迎えた第4打席はストレートの四球で歩かされた。コールド負け寸前の状況でも一発を警戒されるのは強打者の証だ。今夏6試合で大会タイ記録の4本塁打。18打数11安打10打点と暴れ回った西村は「プロに入って活躍する夢を目指したい」と先をにらんだ。

 ○…京都外大西OBで中日の大野雄がスタンドから観戦した。オールスターの移動途中に立ち寄ったという。母校は龍谷大平安に敗れたが、「よく頑張ったと思います。やっぱりミスからの失点が多いので、次の秋には練習をして防げるように頑張ってもらいたい」とエールを送った。今秋ドラフト候補の西村については「打席の雰囲気もあって、すごい打者だと思いました。楽しみな選手」と期待を寄せた。

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2022年7月26日のニュース