【球宴】湯浅 清宮との初対決きっかけに全14球直球勝負「同級生で、フォークいきたくないなって」

[ 2022年7月26日 23:21 ]

マイナビオールスターゲーム2022第1戦   全セ2―3全パ ( 2022年7月26日    ペイペイD )

<全パ・全セ>7回、登板する湯浅(撮影・平嶋 理子)
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 全セの5番手として7回の1イニングを1安打無失点に抑えた阪神・湯浅は「自分のボールを投げたいと思っていたんですけど、やっぱり力みが強く出てしまってというか、思ったようなボールが投げれなかったなあと、今も反省しています」と苦笑いしながら振り返った。

 投じた14球全てがストレート。ただ、事前から決めていたわけではないという。決め手は1死一塁で対した同学年・清宮との対決にあった。「(追い込んでから)フォークのサインが出たときに、清宮選手で、同級生ということもあったので、フォークいきたくないなっていう気持ちがあったので。首を振って真っすぐを選択して、そこまで真っすぐいったんだったら、最後まで真っすぐで押そうと思って。そこで決めました」。結果は四球となり「四球というのは納得いかないです(笑)もっと、力と力の勝負をしたかったと思いますね」と頭をかいた。

 それでも直球勝負を貫き通し、最後はこの日ホームランの4番・山川に対して再びフォークのサインに首を振って投じた初球153キロで遊ゴロ斬り。プロ入り後の3度の腰椎分離症や、聖光学院時代の腰の成長痛など、投げられない苦しさから逃げずに夢舞台を勝ち取った右腕は「高校のときは、自分としては全然考えられなかったことなので。こうやって対戦できていることは光栄なこと」とうなずいた。

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2022年7月26日のニュース