ヤクルト・村上、縁ある福岡&松山で球宴初アーチだ 「打っているなという自覚ある」両球場とも相性は抜群

[ 2022年7月26日 05:30 ]

球宴での活躍を誓うヤクルト・村上(撮影・村上 大輔)
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 「マイナビオールスターゲーム2022」は26日、ペイペイドームで第1戦が行われる。ファン投票でセ・リーグ最多40万97票を集めた全セのヤクルト・村上宗隆内野手(22)が、3度目の球宴に向け本紙のインタビューに応じた。親交のあるオリックス・山本由伸投手(23)ら、パ・リーグの剛腕を相手に全球フルスイングを宣言。縁の深い九州と松山で開催される球宴。初アーチへの意気込みを語った。(取材・青森 正宣)

 ――セ最多得票での選出。
 「凄くうれしいです。ファンの皆さんに楽しんでもらえるようなプレーを心がけて、フルスイングしたなかで打てるように頑張りたい」

 ――過去2度の出場でまだ本塁打がない。ファンはやはり豪快な一発を期待している。
 「打てればいいですけれど、相手もオールスターに選ばれる選手。しっかりその勝負を楽しみながらできたらいい」

 ――ホームランダービーは19年は初戦、昨年は準決勝で敗退。
 「オールスターの中で一番緊張する瞬間。山川さんが一番打つんじゃないかと予想しているけれど、負けないくらい打ちたい。優勝目指して頑張ります」

 ――メジャーのオールスターは見るか。
 「去年はホームランダービーを見ました。大谷さんも含めてトッププレーヤーみんなが飛ばすなと。凄いなと思いながらテレビで見ていました」

 ――対戦したい投手は。
 「山本由伸投手。すべての球が一級品。変化球にしろ、ストレートにしろ、凄い球を投げる。真剣勝負ができたらなと思う」

 ――通算の対戦成績はレギュラーシーズンでは2打数無安打、昨年の日本シリーズでは7打数1安打。公私でも仲が良い。
 「なかなか打てていない。フルスイングできるように準備したい。ホームランを狙っていくけれど、スイングや打席の中の雰囲気で、ファンの皆さんを楽しませられるように頑張りたい」

 ――第1戦は地元・熊本に近い福岡開催。
 「10歳のときに両親と兄と弟、家族みんなでペイペイドームでのオールスター(10年の第1戦)を見に行きました。初めて生で見たオールスターだったので、凄く思い入れがあります。自分が出場する側になって不思議な感じ。小さい頃から野球選手になって活躍するのが夢だったので、その場に立てているのが幸せ」

 ――第2戦は松山。チームの秋季キャンプ地。
 「年に何回か公式戦もあるので、スワローズにとって特別な球場。コロナもあって、僕は1度しか秋季キャンプは参加していないけれど、しんどかった。ノックもバットを振る量もランニングの量も、全部きつかった。一日中、練習をやっていた記憶が強い」

 ――通算成績がペイペイドームは打率・450、5本塁打、10打点。松山は打率・412、3本塁打、7打点とともに相性がいい。
 「打っているなという自覚はある。やっぱり九州の空気が合うのかなと(笑い)。オールスターでも打てるように頑張ります」

 ――33本塁打、89打点はリーグトップ。打率・312はリーグ5位。3冠王も狙える。
 「なかなか簡単に達成することのできないタイトル。残り試合、厳しい試合が続くと思うけれど、そのなかで目標にして獲れるように頑張りたい」

 ――まずは球宴で後半戦への景気付け。
 「一流の選手ばかりが集まるチーム。その中で一員として試合ができることを誇りに思うし、いい経験。オールスターですけど、しっかり全力プレーで頑張ります!」

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2022年7月26日のニュース