コロナ禍の巨人勢は全3選手が第1戦に出場 戸郷「また来年もオールスターに出場できるように」

[ 2022年7月26日 22:08 ]

マイナビオールスターゲーム2022第1戦   全セ2―3全パ ( 2022年7月26日    ペイペイD )

<全パ・全セ>4回終了後、2回無失点に抑え近本(左)らナインを迎え笑顔を見せる戸郷(撮影・坂田 高浩)
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 コロナ禍に見舞われた巨人からは戸郷翔征投手(22)、小林誠司捕手(33)、アダム・ウォーカー外野手(30=米国)と選出された全3選手が球宴第1戦に出場した。

 戸郷は木下(中日)とバッテリーを組んで全セの2番手として3回に登板し、今宮(ソフトバンク)、浅村(楽天)をともにフォークボールで空振り三振に仕留めるなど無失点。イニングまたぎとなった4回は吉田正(オリックス)と森(西武)に安打を許して1死一、三塁のピンチを招いたが後続を打ち取り、2回2安打無失点で投げ抜いた。

 全セの「プラスワン投票」で最後に滑り込んだ小林は4年ぶり3度目の大舞台に2―1で迎えた6回から守備につき、伊勢(DeNA)とのバッテリー。2死満塁から宗(オリックス)に中前適時打を浴びて同点を許した。その後は湯浅(阪神)、森下(広島)とのバッテリー。2―2のまま迎えた9回には2死走者なし、2ストライクと追い込んでから全パの「プラスワン投票」で初出場となった清宮(日本ハム)に左翼スタンドへサヨナラ弾を叩き込まれた。

 代替選手として初出場となったウォーカーは6回から左翼の守備に入り、2―2で迎えた8回の初打席では相手8番手左腕・モイネロから右飛。小林とともに野手陣は安打を打つことができず。お祭りとはいえ、最後は悔しい結果となった。なお、球宴でのサヨナラ弾は1986年第3戦の吉村禎章(巨人)以来36年ぶり7人目。パ・リーグでは74年第1戦の高井保弘以来48年ぶり2人目の快挙となった。

 巨人は球宴でコーチを務めるはずだった原辰徳監督(64)と菅野智之投手(32)、大勢投手(23)、中田翔内野手(33)、岡本和真内野手(26)、丸佳浩外野手(33)の5選手がいずれも新型コロナウイルス陽性判定により辞退。坂本勇人内野手(33)も腰痛のため出場を辞退した。

 ▼戸郷 始めはストレート勝負でいこうと思っていたのですが、この打線は抑えられないと思って切り替えていきました。オールスターのマウンドは楽しかったですし、また来年もオールスターに出場できるように成績を残せるように頑張りたいと思います。この後もオールスターはまだ続くので楽しみたいと思います。

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2022年7月26日のニュース