阪神・矢野監督「精いっぱい攻めていってくれた」 延長12回ドローに持ち込んだナインたたえる

[ 2022年4月8日 23:34 ]

セ・リーグ   阪神3-3広島 ( 2022年4月8日    甲子園 )

<神・広>11回無死一塁、好フィールディングで併殺を奪う湯浅(撮影・北條 貴史)
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 延長12回引き分けとなった阪神・矢野監督は、この日のチームの粘りと中継ぎ陣の奮闘をたたえた。

 「どの状況もみんな苦しい場面やったけど、精いっぱい攻めていってくれた。その中で(中盤以降)ゼロで行けたっていうのも、チーム全体としても大きい。一人一人がまだポジションが確立されていないピッチャーが多い。そういうところで、こういうゲームをしていけば勝てると思う」

 中でも目立ったのは7番手でマウンドに上がった湯浅だ。キャリア初の回またぎで2回をきっちり無失点。特に2イニング目となった延長11回、先頭の上本に15球粘られた末、四球を与えたが、続く堂林の投前犠打を素早いフィールディングで二塁封殺。遊撃・中野も迅速な一塁転送で併殺に仕留め、ピンチの芽を摘み取った。

 「延長まで、と考えると、ピッチャーがどうしても、あの回2イニング、アルカンタラも含めてちょっと2回行ってもらった方がいいなというところで、2回行ってくれた。湯浅もあのフィールディングもすごいうまかった。素晴らしい投球と気持ちだった」

 勝利にこそつながらなかったが、0―3から執念の、そして価値あるドロー。この粘りは次戦以降に必ずつながる。

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2022年4月8日のニュース