巨人 6回に走塁ミスで併殺 7回に守乱で一挙4失点 原監督「準備さえしておけば、できるプレー」

[ 2022年4月8日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人2―9広島 ( 2022年4月7日    マツダ )

<広・巨>6回、左飛での併殺にぼう然とする1走・岡本和(左)と中田(撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人は攻守でミスが続出し、今季初のカード負け越し。拙守が相次ぎ、原監督は「もうちょっと準備さえしておけば、できるプレーだったと思いますね」と渋い表情だった。

 手痛い走塁ミスが出たのは2点を追う6回。4番出場500試合となった岡本和が、先頭でこの日3安打目となる左前打で出塁した。続く中田の飛球を、左翼・長野がスライディング好捕。一、二塁間にいた岡本和はとっさに動けず、一塁に帰塁前に転送され併殺となった。元木ヘッド兼オフェンスチーフコーチは「あれは(捕球が)ワンバウンドにも見えたし、ユニホームと重なって見えづらかった。仕方ない」とかばったが、チャンスの芽を自らつぶして流れを明け渡した。

 7回には守備が乱れて一挙4失点で試合が決まった。無死二塁から、一塁ベースカバーの広岡の捕球ミスで一、三塁に。続く菊池涼のセーフティースクイズは一塁・中田の本塁へのグラブトスが及ばず犠打野選となった。なお無死一、二塁では小園のバントを処理した捕手・小林の一塁送球がそれた上に本塁のベースカバーがおらず、西川に二塁から一気に生還された。原監督は「準備をさらに強めた形で先読みすることは、とても重要」と猛省を促した。

 この日は、10年4月2日、同じ広島戦の試合前シートノック中にグラウンドで倒れ、意識が戻ることなく37歳の若さで死去した元内野守備走塁コーチの故木村拓也氏の命日だった。地に足着けた確実なプレーで07~09年のリーグ3連覇を支えた功労者が倒れたマツダで、大味な野球を露呈。きょう8日から戻る本拠地で仕切り直す。(花里 雄太)

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