「大谷ルール」早速適用 エ軍・マドン監督 「このルールは間違いなく彼の能力に利益をもたらす」

[ 2022年4月8日 18:05 ]

ア・リーグ   エンゼルス1ー3アストロズ ( 2022年4月7日    アナハイム )

マウンドの大谷(右端)に声をかけるエンゼルスのマドン監督(左端)。中は捕手のスタッシ(ロイター)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が7日(日本時間8日)、本拠地エンゼルスタジアムで行われたアストロズ戦に「1番・DH兼投手」で先発出場した。投手としては初回の第1球でいきなり最速100マイル(約161キロ)を計測し、4回2/3、4安打9奪三振1失点と力投。降板後も新ルールの適用でDHとして打席に立ったが無安打に終わり、チームは1-3で敗れて開幕戦黒星を喫した。

 「1番・DH兼投手」は今季から先発投手が降板後もDHに残って出場する新ルール、いわゆる「大谷ルール」が導入されたもので、早速適用された。

 エンゼルスのマドン監督は試合後「今日のような接戦で、降板後のDH起用を続けていくか」と聞かれ、「もちろん、そのためにあるのですから。昨季までのナ・リーグの試合のように、操作する必要がない。今日のような状況では、その必要が本当にない。今までは彼が降板後に2、3打席を増やすなんてありえなかった。80球も投げてれば、外野に入れることもなかった。だから、このルールは間違いなく彼の能力に利益をもたらす」と述べた。

 大谷が降板した後のやり取りを明かし「『(この後のDHの出場は)どう?』と聞いたら彼は『もちろん』『イエス』と言った。あとはピッチングが終わって、腕のケアをしながら打つということ。フロスタッド(トレーナー)と話し合うけど、大丈夫だと思う」と語った。この日の大谷は試合後、右腕にアイシングを施して会見に臨んでいた。

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