新守護神の阪神・湯浅「不安はなかった」 “因縁”の広島に雪辱、矢野監督も高評価

[ 2022年4月8日 23:49 ]

セ・リーグ   阪神3-3広島 ( 2022年4月8日    甲子園 )

<神・広>10回に続き11回も無失点に抑えた湯浅は雄たけびをあげながらベンチへ戻る(撮影・大森 寛明)
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 新守護神が躍動した。延長10回からマウンドに上がった阪神・湯浅が、2イニングを無失点。プロ通算8登板目での初の回またぎに、結果で応えた。

 「ブルペンの時からあるかなと思っていた。不安はなかったし、しっかり自分のやるべきことをやるだけと思って2イニング投げました」

 延長10回は坂倉、長野、会沢を3者凡退に。ハイライトは続投した延長11回だ。先頭・上本に15球粘られた末に四球を選ばれるも、続く堂林の犠打を素早いフィールディングで二塁に送球し、間一髪で併殺に。「バントの構えをしている時からセカンドで殺すつもりで投げていた。転がった瞬間にいけるなと思って、迷わず(二塁に)いきました」と胸を張った。最後は先月29日にサヨナラ打を浴びた西川から外角への150キロで見逃し三振。「自分の中でやり返す思いがあったし、三振取れて結果的によかった」。力強く吠えた21歳の守護神に注がれたのは、惜しみない拍手だった。

 34球の熱投に矢野監督も「あのフィールディングもすごく上手かったし、素晴らしい投球と気持ちだった」と称えた。開幕から5試合に登板し、いまだ防御率0・00。日に日に力強さを増す若き守護神が頼もしい。

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2022年4月8日のニュース