ダルビッシュ開幕戦快投も… 前虎スアレスに「あまり気にせず、前を向いていってほしい」一問一答

[ 2022年4月8日 15:39 ]

ナ・リーグ   パドレス2―4ダイヤモンドバックス ( 2022年4月7日    フェニックス )

開幕戦に登板したダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(35)が7日(日本時間8日)、今季開幕戦となるフェニックスでのダイヤモンドバックス戦に先発登板。2年連続3度目となる開幕投手として、6回無安打無失点4四球3奪三振の快投を見せた。

 最速155.8キロ(96.8マイル)の速球と変化球を低めに集め、若手が多い相手打線を手玉に取った。ただ、チームは2―0で迎えた9回、昨季阪神で守護神を務めたロベルト・スアレス(31)がメジャー初登板を飾るも、3連続四死球で降板し、交代した右腕スタメンが打たれて2―4でサヨナラ負け。ダルビッシュは自身初のメジャー開幕勝利、黒田博樹を抜いて日本人単独2位となるメジャー通算80勝目はならなかった。

 試合後のダルビッシュの一問一答は以下の通り。

 ――今日の投球を振り返って。

 「スプリングトレーニングは5回投げ切ってないので、6回を投げれたってことはすごくよかったと思います」

 ――初回から最速約97マイル、2巡目くらいまで速球で押していた。

 「ダイヤモンドバックスは去年ここで自分はやられている。変化球をすごい投げている時に対戦しているから、向こうもそれを頭に入れていて、残像も残っていると思ったので、真っ直ぐでどんどんいこうと思っていました」

 ――カラティニ捕手が移籍。バッテリーを組んだノラ捕手との相性は。

 「ノラは僕に対して先入観を持っていないので、3―1からでも真っ直ぐ(のサインを)出してきます。カラティニだったら間違いなくカットかスライダー。そのおかげで四球は4つ出てますけど、去年までだったら四球を出さないピッチングだったんですけど、四球を怖がらずにどんどん真っ直ぐでいくっていう形だったので、違うピッチングができたなと思います」

 ――出来が良かっただけに、勝てなかったのは残念だった。

 「チームスポーツですし、僕が四球を4つ出してなかったらああなってないかもしれない。スアレスは日本ですごく成功して、こっちにきて、最初の試合でいきなり2―0でシチュエーションがタフだなと思っていた。本人はすごくうなだれていたので、あまり気にせず、また次の試合に前を向いていってほしいですね」

 ――サインの伝達が最初は機械を使い、途中からサインに変わった。

 「スプリングトレーニングのブルペンとかだったらいいんですけど、球場って試合になるといろんな音楽や音があるので、聞こえないことがけっこう多くて、逆にペースが悪くなる。音量をあれ以上でかくできるのかわからないですけど、今のままだとランナーがセカンドにいったときだけ(使う)とか、そういう形になると思います」

 ――ノーヒットだったが、自身は約90球での交代に納得か。

 「4回くらいからああノーヒットだなと思っていましたけど、球数的に開幕戦で120球や130球投げるわけじゃない。その時点でもう絶対にないってわかっていました。とりあえず6回を目指してなげようっていうふうに思ってました」

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