エンゼルス・大谷いざ2年連続MVPへ開幕!米大手ブックメーカーで“大本命”1番人気

[ 2022年4月8日 02:30 ]

エンゼルス・大谷のインスタグラムに投稿されたシーズン開幕動画(本人のインスタグラムから)

 いよいよ大谷の2022年が幕を開ける。大リーグは7日(日本時間8日)に開幕。エンゼルス・大谷翔平投手(27)はアストロズ戦(同午前10時38分開始)で開幕投手を務め、同時に1番打者として出場する予定だ。米大手ブックメーカーのア・リーグMVP予想では大谷が1番人気の3・5倍。2年連続MVP、そして1918年ベーブ・ルース以来の「2桁勝利&2桁本塁打」へ、今季もOhtaniが米球界を席巻する。

 ロックアウトが長期化した影響で、当初予定より約1週間遅れた大リーグの開幕。その前日は大谷にとって静かな一日となった。チームは休養日。大谷は自身のインスタグラムに投打のプレー動画をアップし、「Opening Day」と短く書き込んだ。来たるべき日に備え、静かに闘志を燃やした。

 メジャー5年目で初の開幕投手。さらに1番打者として投打で同時出場する。9勝&46本塁打の昨季は満票でリーグMVPを受賞。さらなる飛躍が期待されるシーズンを前に、大手ブックメーカー「BetMGM」は早くも2年連続MVPが最有力との予想を発表した。今季のMVP予想オッズで大谷は1番人気の3・5倍。2番人気はチームメートのトラウトの4・5倍、3番人気は昨季のMVP投票2位で本塁打王のゲレロ(ブルージェイズ)が5倍で続いた。

 オープン戦では3本塁打を放ち、大谷自ら「毎年そういうつもりでやっている」と過去最高の状態であることを明かしている。大リーグ公式サイトでデータ分析を担当しているデービッド・アドラー氏は3日のドジャース戦で放った打球速度110・9マイル(約178キロ)の本塁打に着目。「素晴らしい一発だった。昨季も110マイル(約177キロ)以上の本塁打は(両リーグ1位の)25本。誰よりも力強かった」。順調な仕上がりに太鼓判を押し、昨季以上の活躍に期待を寄せている。

 「BetMGM」のサイ・ヤング賞の予想では、大谷はオッズ20倍の7位タイだった。こちらは「中穴」だが、予想を覆す可能性は十分にある。大谷翔平の22年シーズン。日米のファンを再び熱狂させる1年がスタートする。

 ≪2年連続は過去7人のみ≫ア・リーグで過去に2年連続でMVPに輝いたのは7人。大谷が今季獲得すれば12、13年のミゲル・カブレラ(タイガース)以来8人目の快挙となる。ナではバリー・ボンズ(ジャイアンツ)の4年連続(01~04年)を筆頭に過去に6人が複数年連続で獲得している。

 ≪ESPN予想は2位≫スポーツ専門局ESPN(電子版)は38人の記者、解説者による各賞の受賞者予想などを公表。大谷はア・リーグMVP予想で9票を集め、同僚のトラウトとともに2位だった。1位はゲレロ(ブルージェイズ)の13票。ア・リーグ西地区の優勝予想ではアストロズが35票の1位で、大谷所属のエンゼルスは2票。また、ナ・リーグ新人王では鈴木(カブス)が16票を集めて1位だった。

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