涙、涙の「代打・亀井」「ライト亀井」原監督の粋なメジャー流演出!東京D最終打席は三ゴロ

[ 2021年10月23日 16:47 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2021年10月23日    東京D )

6回、一度守備に就き、交代となる亀井は万感の表情でファンにあいさつする (撮影・光山 貴大) 
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 巨人の亀井善行外野手(39)が、今季本拠地最終戦となるヤクルト戦の5回に、先発・菅野の代打で打席に立ち三ゴロに終わったが、一塁まで全力疾走する姿に東京Dは拍手が鳴りやまなかった。

 本拠地での現役最後の打席を終えた亀井は帽子を掲げファンの拍手に応えながらベンチ前で深々と一礼。三ゴロの結果に少し悔しそうな表情を見せながらバットに軽くキスをしてベンチ裏に引き揚げた。しかし、亀井のラストゲームは終わらなかった。

 6回表に巨人ナインが守備位置への駆けていく中に、背番号9の姿が。そしてたどり着いた先は右翼。慣れ親しんだ“定位置”に亀井が就くと東京Dは再び大きな拍手で包まれた。キャッチボールをはじめ、スタンドの亀井への応援メッセージボードや応援タオルが揺れる。まだ亀井がみられる。ファンがそう思った時、原監督がベンチからゆっくり審判の元へ。何やら笑顔で話しながら最後は審判の腕をチョンと叩いた。

 「ライトの亀井に替わりまして…」

 場内アナウンスが響き渡ると、亀井はもう涙を我慢できなかった。原監督の粋な演出。WBCでともに戦った「世界のイチロー」が日本最後の試合でマリナーズが行ったメジャー流の儀式。松原、若林の外野コンビに駆け寄り熱い抱擁。涙を拭い真っ赤になった目で東京Dの屋根を見上げた。ゆっくりベンチへと歩を進める。スタンドのファンは総立ちで見送る。坂本や岡本ら内野守備陣一人一人と抱き合い握手を交わし、ファンに愛され続けた巨人の背番9は鳴りやまない拍手の中ベンチ裏へと消えていった。

 5回の打席では相手投手も今野から田口に。初球のストレートを見逃し、2球目の135キロのスライダーをコンタクト。三塁ゴロに終わったが、一塁まで全力で駆け抜けた。

 この日本拠地ラストゲームとあって、試合後には引退を発表した亀井のセレモニーが行われる予定となっている一戦。何としても勝利で飾りたい巨人ナインの左袖には亀井のロゴマークに「ARIGATO!」の文字をあしらった特製ワッペンを付けて戦いに挑んだ。

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