履正社が敗れ来春センバツ絶望的 岡田龍生監督の履正社“ラストゲーム”に

[ 2021年10月23日 13:24 ]

高校野球秋季近畿大会 1回戦   履正社0-3京都国際 ( 2021年10月23日    皇子山 )

<京都国際・履正社>初戦敗退を喫し、ナインとともに引き揚げる履正社・岡田監督(左)(撮影・北條 貴史)
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 履正社(大阪3位)が京都国際(京都1位)に敗れて来春センバツ出場が絶望的となり、来年3月いっぱいで退任し同4月から母校・東洋大姫路の指揮を執ることが決定的な岡田龍生監督にとって、履正社での公式戦ラストゲームとなった。

 先発右腕の今仲巧(1年)は5回1/3を3失点と粘り試合をつくったが、打線が今夏の甲子園でも4強の原動力となった京都国際のエース左腕・森下瑠大(2年)を攻めきれず7安打完封負け。大阪1位の大阪桐蔭、同2位の金光大阪がそろって1回戦を突破しており、地域性の観点からもセンバツ出場の可能性はほぼなくなった。

 京都国際は先発全員の12安打を放つなど、投打がかみあい快勝。センバツ当確の4強をかけ、昨秋の近畿大会でも対戦し下した和歌山東と24日に準々決勝を戦う。

 ◇岡田 龍生(おかだ・たつお)1961年(昭36)5月18日生まれ、大阪府出身の60歳。主将だった東洋大姫路3年春のセンバツに出場し4強入り。日体大、鷺宮製作所では内野手としてプレーした。桜宮でコーチを2年間務め、87年4月に履正社の監督に就任。97年夏に甲子園初出場を果たし、19年夏に全国制覇。監督として春夏通算13度(中止の20年センバツを含む)の甲子園出場で通算22勝。保健体育科教諭。

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