亀井号泣!ファンも泣いた!「あの声援が聞けなくなると思うと寂しいです!」感動の引退セレモニー

[ 2021年10月23日 18:10 ]

セ・リーグ   巨人11ー1ヤクルト ( 2021年10月23日    東京D )

<巨・ヤ24> 引退セレモニーでスピーチをする亀井 (撮影・光山 貴大) 
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 巨人の亀井善行外野手(39)が、今季本拠地最終戦となるヤクルト戦の5回に、先発・菅野の代打で打席に立ち三ゴロに終わったが、一塁まで全力疾走する姿に東京Dは拍手が鳴りやまなかった。

 試合後に行われた引退セレモニー。「サヨナラが一番似合う侍。そんなあなたにサヨナラを言いたくなかった」。大型ビジョンに亀井の巨人一筋、プロ野球人生17年間の歴史が映し出せれ、それを目に涙をためながらじっと見つめた後、「背番号9、今シーズン限りで引退します。原監督、チームメイト、ファンの皆さま…17年間ともに戦い抜くことができありがとうございました。心が折れそうになったこと、何度も何度もありました。その心をつなぎとめてくれたのがファンの皆さんの声でした。あの声援が聞けなくなると思うと寂しいです」と話すと涙がこぼれた。

 本拠地での現役最後の打席を終えた亀井は帽子を掲げファンの拍手に応えながらベンチ前で深々と一礼。三ゴロの結果に少し悔しそうな表情を見せながらバットに軽くキスをしてベンチ裏に引き揚げた。しかし、亀井のラストゲームは終わらなかった。

 6回表に巨人ナインが守備位置への駆けていく中に、背番号9の姿が。そしてたどり着いた先は右翼。慣れ親しんだ“定位置”に亀井が就くと東京Dは再び大きな拍手で包まれた。キャッチボールをはじめ、スタンドの亀井への応援メッセージボードや応援タオルが揺れる。まだ亀井がみられる。ファンがそう思った時、原監督がベンチからゆっくり審判の元へ。何やら笑顔で話しながら最後は審判の腕をチョンと叩いた。

 「ライトの亀井に替わりまして…」

 場内アナウンスが響き渡ると、亀井はもう涙を我慢できなかった。原監督の粋な演出。一度守備に就き、交代。WBCでともに戦った「世界のイチロー」が19年の日本最後の試合でマリナーズが行ったメジャー流の儀式。松原、若林の外野コンビに駆け寄り熱い抱擁。涙を拭い真っ赤になった目で東京Dの屋根を見上げた。ゆっくりベンチへと歩を進める。スタンドのファンは総立ちで見送る。坂本や岡本ら内野守備陣一人一人と抱き合い握手を交わし、ファンに愛され続けた巨人の背番9は鳴りやまない拍手の中、原監督に抱かれ、そしてベンチ裏へと消えていった。

 5回の打席では相手投手も今野から田口に。初球のストレートを見逃し、2球目の135キロのスライダーをコンタクト。三塁ゴロに終わったが、一塁まで全力で駆け抜けた。

 この日必勝を期す巨人ナインの左袖には亀井のロゴマークに「ARIGATO!」の文字をあしらった特製ワッペンが刻み込まれていた。

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