巨人“伝説のウグイス嬢”山中美和子さんが勇退 原監督も感慨深げ「45年間本当に感謝」

[ 2021年10月23日 19:11 ]

<巨・ヤ>今季限りで場内アナウンスを引退する山中美和子さん(左)にユニホームを着せる原監督 (撮影・光山 貴大)
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 1977年の後楽園球場時代から45年間“ウグイス嬢”として、巨人の主催試合で場内アナウンスを務めてきた山中美和子さんがリーグ本拠最終戦となった23日のヤクルト戦(〇11―1)で勇退。試合後にセレモニーが行われ、原監督から自らの名前にちなんだ385番(み・わ・こ)のユニホームを着させてもらうなど選手、スタッフ、観客らから盛大に祝福され“花道”を飾った。

 原監督は今季リーグ戦本拠最終戦の試合後のセレモニーで「ジャイアンツのウグイス嬢としてですね45年、山中さんが最後の仕事だったと聞いております」と語り出し、「彼女の声から試合がはじまり、そして試合が終わります。幾多の名選手、そしてジャイアンツの選手が彼女の声で元気を出し、戦うことが出来ました。本当に感謝申し上げます」と球団を“代表”して感謝のコメント。

 さらに「私事ではありますが、山中さんとは神奈川県高校野球夏の甲子園大会の予選、私は高校生でその時に山中さんはウグイス嬢でありました。『4番サード・原君』と言われたことを昨日のように覚えております。本当に山中さんありがとうございました」と感慨深げにメッセージを伝えた。

 その後、山中さんの後楽園球場時代からの場内アナウンスを振り返る映像がバックスクリーンに映し出されると、原監督からは385番のユニホームを丁寧に着させてもらい、選手を代表して菅野からは花束が渡された。次にバックスクリーンの「山中美和子さん 45年間ありがとうございました」というメッセージを背景に巨人ナインと記念撮影。最後は選手、スタッフ、観客ら“球場が一体となって”盛大な拍手で送り出された。

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