巨人・高橋 6回零封で感謝、感謝、感謝の11勝目 満塁ピンチも「誠司さんに恩返ししようと」

[ 2021年9月23日 16:52 ]

セ・リーグ   巨人5―0広島 ( 2021年9月23日    マツダ )

<広・巨21>11勝目を挙げ笑顔で手作りボードを手にする高橋(撮影・光山 貴大)
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 巨人の3年目左腕・高橋優貴投手(24)が広島戦(マツダ)に先発登板。打線の援護にも恵まれて6回3安打無失点と好投し、8月29日の中日戦(バンテリンD)以来25日ぶりとなるリーグ単独トップの今季11勝目(5敗)を挙げた。

 巨人打線は前夜の同戦で2度の打者一巡を含む13安打13点と爆発。7回5安打無失点と好投した戸郷は6月26日ヤクルト戦(神宮)以来88日ぶりとなる9勝目(6敗)をマークした。一夜明けたこの日も打線の勢いは止まらず。2回に中田の2号2ランで先制すると、3回に坂本の18号2ラン、6回にもウィーラーが13号ソロを放ってリードを5点に広げ、デラロサ、高梨、田中豊の継投で2日連続の完封リレーを飾った。

 自身の連敗が2で止まった高橋は「きのういっぱい点数を取ってもらい、戸郷も久しぶりに勝ちがついたので、何とか負けずと投げることができました」と試合を振り返り「僕が勝ってる試合はほとんど野手の方がすごく打ってくれて勝っている試合ばっかりなのですごい良かったと思います」と打線に感謝。自身の投球については「誠司さんに『ストライクゾーンにどんどん投げて来い』っていうアドバイスをもらって、それをしっかり実行することができたことが良かったかなと思います」と女房役・小林の好リードにも感謝した。

 5回まで散発2安打で三塁を踏ませず。6回に1安打2四球で2死満塁とピンチを招いたが、この唯一のピンチで5番・坂倉を中飛に打ち取り、この回も失点を許さなかった。「その前にフライがファウルになった時に、これまで誠司さんにずっと引っ張ってきてもらったんで、何とかここで恩返ししようと思って投げてました」とここでも小林への感謝を口にした高橋。リーグ単独トップの11勝目について聞かれると口元を少し緩ませたが「先ほども言いましたけど、僕の試合、全部打ってもらって勝ってる試合なので。しっかり感謝の気持ちを忘れずにまた次しっかりいい準備をして登板したいなと思います」と気合を入れ直していた。

 逆転でのリーグ3連覇を目指すチームは8月29日~9月1日の3連勝以来となる2連勝。あす24日からはホームの東京ドームに戻って阪神と勝負の3連戦を戦う。

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