得意の巨人戦でまさか 広島・九里3回もたずKO 佐々岡監督「7失点で試合が終わった」

[ 2021年9月23日 05:30 ]

セ・リーグ   広島0-13巨人 ( 2021年9月22日    マツダ )

<広・巨>ベンチでガックリする九里(撮影・奥 調)
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 広島・九里亜蓮投手(30)が22日の巨人戦に先発も、今季最多に並ぶ7失点(自責5)と振るわず今季最短2回2/3でKOされた。今季4勝を挙げていた相手にまさかの大乱調で、自身初の2ケタ勝利はお預け。打線もつながりを欠いて今季12度目の零敗を喫し、今季ワーストの借金16に逆戻りした。

 広島ナインの集中力が途切れる音が聞こえてくるようだった。3回表終了時点で7点劣勢。九里が降板して以降は無抵抗のまま試合が進み、終われば0―13と屈辱的な大敗だった。敗因は明らか。佐々岡監督は「きょうは九里(が全て)。3回もたずに7失点で試合が終わった」と厳しかった。

 逆転優勝を狙う相手とは勝利への執念が違った。巨人・原監督は初回無死一、二塁で坂本に送りバントを指示。きっちり決められ、続く岡本和に中前へ先制の2点打を許した。

 九里に相手を押し返す気迫は見られない。0―2の3回には、坂本に右中間への適時二塁打を許し、1死満塁から中田への押し出し四球の判定には苦笑いを浮かべた。その後も修正できずに、この回一挙5失点。今季最短の2回2/3、今季最多に並ぶ7失点で降板し、広報を通じて「試合をつくることができず、中継ぎとチームに迷惑をかけてしまい申し訳ないです」とコメントするのが精いっぱいだった。

 指揮官は今季4勝1敗だった巨人との相性の良さを信じ、中12日と登板間隔を空けて送り込んだ。しかし、十分な調整期間を生かせず、打者18人に4与四球。「悪いときの九里は、こういうふうに四球とか、しっかり打者と勝負できていない」と指摘したように、2桁勝利を目指す投手の投球内容ではなかった。

 クライマックスシリーズ進出が絶望的な状況の中で、序盤の大量失点の後にナインが再びスイッチを入れ直すのは難しかった。打線は4回1死満塁から林、菊池涼が連続三振に倒れるなど、戸郷に7回5安打無得点に抑えられた。

 結果的に今季最長に並ぶ9連戦中に救援6人を投入。指揮官は「連戦の中で中継ぎ陣を注ぎ込まないといけなかった」と嘆いたが、「(九里が)やり返してくれることを信じている」とも言った。

 次回登板でばん回できるか。13点差でも、鈴木誠らがベンチに下がっても、最後まで球場で応援してくれたコイ党に何としても報いなければならない。(河合 洋介)

 《5年ぶり2桁失点の零敗》チームは今季14度目の無得点で12度目の零敗。13失点は今季9度目の2桁失点(1勝8敗)で、4月28日のDeNA戦に並ぶワースト。2桁失点の零敗は16年4月20日DeNA戦の0―10以来5年ぶり。13点差の零敗は97年7月8日のヤクルト戦で喫した球団ワーストタイ0―14に次ぐ24年ぶりの屈辱だ。

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