吉田輝星の成長を待つ栗山監督 視点は「1軍で投げてそのまま勝てるか」

[ 2021年9月23日 08:00 ]

日本ハムの吉田輝星
Photo By スポニチ

 日本ハムの高卒3年目右腕・吉田輝星投手(20)が、8月度の「スカパー! ファーム月間MVP賞」をプロ3年目で初受賞した。8月は3戦全勝で防御率2・84、19投球回で14三振を奪った。着実に成長しているが、今季の1軍登板は4月2日のロッテ戦の1試合だけ。この試合も2回7失点(自責2)と結果を残せなかった。

 不本意な1軍登板の後は、2軍で持ち味の直球に磨きをかける日々。徐々に成果として表れてきてはいるが、1軍昇格を見送っている理由について栗山監督はこう説明する。「何を見ているかというと、1軍で投げてそのまま勝てるのか、というレベルにきているか」。同じ先発枠を争う社会人出身の2年目右腕・立野は9月12日のソフトバンク戦で6回1/3を無失点と好投した。指揮官はこれを例に出し、「輝星とこの前の立野を見てどっちが上ですか、と。零封している投手の評価はちゃんとしてあげないといけない。上(1軍)の投手より上だという評価だったらすぐに投げさせる」と説明。実力ではい上がってくるまで待っているのだ。

 日本ハムは現在最下位に沈むが、チーム防御率はリーグ2位の3・47(22日時点)。開幕投手の上沢、上沢と並ぶチームトップタイ9勝の伊藤に加藤、バーヘイゲン、河野、池田、立野らを上回ることが必要となってくる。吉田は「これまで練習してきたことが、少しずつ形になってきている」と手応えを口にしており、さらにレベルアップしていくことが期待される。

 原田2軍監督も「もう一息というところ。こちらは吉田と生田目を(1軍に)推している」と明かす。吉田は1軍昇格のチャンスを待ち、2軍でさらなるアピールを続けていく。(記者コラム・東尾 洋樹)

続きを表示

「始球式」特集記事

「ドラフト」特集記事

2021年9月23日のニュース